こんにちは。埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」です。

ホワイトニングという施術名を聞いたことがあっても、どのような仕組みで歯を白くするのか疑問に感じている方もいるでしょう。歯を白くするためにホワイトニングという方法があることは知っていても、具体的な内容はあまり知らない方が多いかもしれません。
今回は、ホワイトニングの仕組みやホワイトニングの種類などについて解説します。ホワイトニングを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ホワイトニングとは

ホワイトニングとは、歯の表面や内部に沈着した着色汚れを除去し、歯を白くする施術です。使用される薬剤には、主に過酸化水素や過酸化尿素が含まれており、これらは歯のエナメル質や象牙質に浸透して色素を分解します。
ホワイトニングの効果には、年齢や体質、生活習慣が大きく影響します。加齢による自然な変色や遺伝的な歯質の違い、喫煙や飲食習慣などによって、ホワイトニングの効果の現れ方や持続性は異なるのです。
そのため、一人ひとりに合ったアプローチをすることが重要といえるでしょう。
ホワイトニングの仕組み

ホワイトニングでは、使用する薬剤の主成分である過酸化水素や過酸化尿素が、歯の表面や内部に酸化反応を引き起こし、色素の分解を促進して歯を白くします。
どちらの薬剤も歯科医師や歯科衛生士などの有資格者しか扱えず、歯を漂白する作用があります。歯の内部に薬剤が作用し、光の散乱が促進されて歯が白く見えるようになります。
ホワイトニングには種類がある

ホワイトニングには、いくつか種類があります。あらかじめ種類ごとの特徴を知っておくと、後々迷わずに済むでしょう。
ここでは、それぞれのホワイトニングの特徴についてご紹介していきます。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で行われるホワイトニング方法です。高濃度の薬剤を使用するため、1回の施術でも効果を感じられるほどの即効性が特徴でしょう。
ただし、白さは永久に維持できるものではありません。3〜6ヶ月ほどで色戻りするとされており、長期的な白さを求める場合は定期的に施術を受ける必要があります。
また、高濃度の薬剤を使用するため、知覚過敏の症状が出る恐れがあります。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、歯科医院で作成した専用のマウスピースと低濃度のホワイトニングジェルを使って、自宅で行うホワイトニング方法です。オフィスホワイトニングで使用する薬剤より低濃度のため即効性はありませんが、長時間かけてじっくりと薬剤を浸透させるため白さが持続しやすいのが特徴です。
自宅で自分のペースで進められるため、通院する時間を取るのが難しい方に人気です。
デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法が、デュアルホワイトニングです。2つの施術を組み合わせることで、高いホワイトニング効果と持続性を両立できます。短期間で理想の白さを実現し、長くその白さを保ちたい方に選ばれている方法です。
ただし、2つの施術を行うため、ほかの方法と比べて費用が高くなる傾向があります。
セルフホワイトニング
セルフホワイトニングとは、専門的な資格を持たないスタッフが運営するサロンやエステなどで、誰でも手軽に受けられるホワイトニング方法のことです。歯科クリニックで行うホワイトニングとは異なり、漂白作用のある薬剤を使用することはできません。
そのため、主な目的は歯に付着した着色汚れを落とすことです。ご自身の歯が本来持っている色よりも白くなることはないため注意しましょう。
ホワイトニングを受ける前に確認しておきたいこと

ホワイトニングで理想の白さを手に入れるためには、事前の準備や確認が欠かせません。施術をスムーズに進めるためにも、あらかじめ押さえておきたいポイントを確認しましょう。
虫歯や歯周病の治療が優先される
ホワイトニングは見た目を美しくする施術であり、歯を漂白するためにある程度の強さの薬剤を使用します。薬剤による影響が大きくなる可能性があるため、虫歯や歯周病などのトラブルがある状態では受けられません。
特に、虫歯があるままホワイトニングを行うと、薬剤がしみたり、炎症が悪化したりする恐れがあるでしょう。そのため、事前に口腔内のチェックを行い、必要であれば口腔トラブルの治療を先に終わらせておかなければなりません。
人工歯は白くできない
通常のホワイトニングが効果を発揮するのは、天然の歯のみです。虫歯や歯周病の治療で歯に詰め物をしていたり、入れ歯やブリッジを使ったりしている場合、それらの人工物が白くなることはありません。
そのため、詰め物や被せ物の色はそのままで、天然歯だけがホワイトニングの作用を受けた結果、色むらが生じる可能性があります。人工歯が入っていて歯全体の色調を揃えたい場合は、ホワイトニング後に人工歯の作り替えが必要になるでしょう。
知覚過敏が起こる可能性がある
ホワイトニングでは、薬剤が歯の内部に浸透して汚れを分解することで歯を白くします。
しかし、この過程で一時的にエナメル質の下にある象牙質が刺激され、人によっては知覚過敏のような感覚を覚えることがあります。特に、冷たいものがしみやすくなったり、歯ブラシで触れただけで違和感を覚えたりするケースが多いでしょう。
多くの場合は数日で治まりますが、ホワイトニング中や直後に痛みが強く出る場合は、歯科医師に相談してください。
効果には個人差がある
同じようにホワイトニングを行っても、短期間で白くなる方もいれば、時間がかかる方もいます。1回の施術で歯のトーンが1段階以上明るくなる方もいれば、3〜5回程度繰り返して1段階明るくなる方もいるでしょう。
理想の白さを手に入れられるまでにかかる費用や時間は、人によって大きく変動するということを理解しておかなければなりません。
また、全ての人が理想の色まで歯を白くできるとも限りません。歯の色には個人差があり、1本の歯の中でも色が濃い部分や薄い部分があります。
どれくらいの効果が期待できるのか、どのくらいの白さを目指したいのか、事前に歯科医師としっかり相談しておく必要があるでしょう。
受けられない人もいる
ホワイトニング治療は、すべての人が受けられるわけではありません。内服薬の副作用や歯の健康状態、施術時の年齢などによっては、受けられないこともあります。
例えば、無カタラーゼ症の方は、ホワイトニングに使用する薬剤の成分を分解することができません。口内に問題が起きる可能性があるため、ホワイトニングは推奨されません。また、18歳未満の方や、妊娠中・授乳中の方への施術も、控えるのが一般的です。
食事制限が必要になる場合がある
治療直後は、歯が一時的に敏感になり痛みやしみる症状を感じることがあります。そのため、酸性度の高い飲食物や、辛い飲食物は避けるべきでしょう。
また、色素が再び入り込むのを防ぐためには、食事において注意しなければならない点があります。コーヒーや赤ワイン、カレーなど色が濃い飲食物は、しばらく控えたほうがよいでしょう。
効果を維持するためのケアが必要
特に、オフィスホワイトニングの場合は1回の施術で効果を感じられることもありますが、長期にわたってその効果を保つためには、日々の生活習慣や口腔ケアに工夫が必要です。着色しやすい飲食物を控えるだけでなく、定期的なメンテナンスや再施術の時期についても、歯科医師とよく相談しておきましょう。
まとめ

ホワイトニングは、薬剤によって歯の色を明るくし、口元の印象を改善するための有効な手段です。仕組みを知っていれば、安心して施術を受けられるかもしれません。
ぜひ本記事を参考に、白く美しい歯を目指しましょう。
ホワイトニングを検討されている方は、埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、患者様の求める治療を実現することを第一に考えて診療を行っています。虫歯・歯周病治療だけでなく、予防歯科や審美歯科、矯正治療など、さまざまな治療に力を入れています。
当院のホームページも、ぜひ一度ご覧ください。



