こんにちは。埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」です。
ホワイトニングは輝く笑顔を手に入れるための人気の施術ですが、一方で「歯がもろくなるのでは?」という不安の声も耳にします。エナメル質への負担やホワイトニング後に起こりうるトラブルなどが気になるという患者さまもいるでしょう。
この記事では、ホワイトニングをすると歯がもろくなるのか、どのようなリスクがあるのか解説します。安全にホワイトニングを受けるために患者さまが知っておくべきポイントについても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ホワイトニングとは
ホワイトニングとは、加齢や飲食物の色素などによって目立つ歯の黄ばみや着色を、歯を削らずに薬剤の力で分解して白く整える施術です。
歯科クリニックで専門的に行うオフィスホワイトニングは、高濃度の薬剤を使用するため即効性が期待できます。自宅で行うホームホワイトニングは低濃度の薬剤をじっくり作用させるため、白さを長期間維持できます。
どちらも歯に薬剤を浸透させ、汚れの元となる色素を分解して歯を白くします。
ホワイトニングで歯がもろくなるのは本当?
「ホワイトニングで歯がもろくなるのでは?」と聞くと不安に感じるかもしれませんが、実際にはそのようなリスクはありません。
ホワイトニングに使われる薬剤は、エナメル質の表面に沈着した色素を分解するものです。薬剤を適切に使用すれば、歯の構造そのものを壊すような作用はありません。
薬剤の影響で一時的に知覚過敏の症状が現れるケースはありますが、それが歯がもろくなったと誤解される原因のひとつです。多くの場合、数日で症状は落ち着きます。
過度な頻度での施術や、濃度が高すぎる薬剤の使用によって、歯の表面に影響が出る可能性はゼロではありません。不安がある場合は、歯科クリニックで診察を受け、相談することが重要です。
自己流ではなく、プロの管理のもとで行えば、ホワイトニングは安全性の高い方法といえます。
歯がもろくなるのではと心配される理由
ホワイトニングをすると歯がもろくなると心配される理由は、以下のとおりです。
一時的に現れる知覚過敏の影響
施術後に冷たいものを口にしたときにしみるのは、薬剤の作用で歯の保護膜が一時的に除去され、外部からの刺激が歯の内部にある象牙質に伝わりやすくなるためです。
ただし、この症状は長く続かず、自然に落ち着いていくケースがほとんどです。過度な心配は不要ですが、不安を感じたら歯科クリニックで相談しましょう。
薬剤が歯ぐきに与える刺激
ホワイトニングの薬剤が適量を超えて歯ぐきに付着すると、歯ぐきの粘膜が刺激されて痛みや赤みを招くことがあります。
ホームホワイトニングの場合、トレーに薬剤を注入しすぎると、装着時に薬剤が漏れる可能性があります。この漏れた薬剤が歯ぐきに触れると痛みが生じる可能性があるのです。万が一、痛みが続く場合は、速やかに歯科クリニックで相談しましょう。
薬剤成分に対する誤解
ホワイトニング剤の主成分である過酸化水素や過酸化尿素は、高濃度で誤用すると歯や粘膜を傷つけることがあります。この点が、歯を傷めるというイメージを助長しているのかもしれません。
しかし、歯科クリニックで用いる薬剤は厳密に濃度管理された医療用です。ホームホワイトニングの場合でも、歯科医師の指示どおりに使用すれば歯質への負担を抑えられます。
ホワイトニングのリスク
ホワイトニングのリスクは、以下のとおりです。
詰め物や被せ物と色調がズレる可能性がある
ホワイトニングの薬剤は天然歯のみに作用し、詰め物や被せ物は白くなりません。そのため、ホワイトニング後に天然歯だけが明るくなると、詰め物と被せ物の色味が目立つことがあります。見た目の不揃いを防ぐには、ホワイトニング前に歯科クリニックで相談してください。
詰め物や被せ物をやり直す予定がある場合は、ホワイトニングで白くなった歯の色に合わせて作製します。ホワイトニング後に色味を合わせるために作り直すと、追加の費用や通院回数が増えるため、事前の計画が重要です。
思いどおりの仕上がりにならないことがある
ホワイトニングは個人の歯質や着色の程度によって効果に差が生じるため、思いどおりの白さに達するまで複数回の施術が必要になる場合があります。また、歯質の不均一さがホワイトスポットやバンディングと呼ばれる白い斑点や縞模様として浮き出ることもあります。
多くの場合、時間とともに目立ちにくくなりますが、仕上がりに不安がある際は、歯科クリニックで相談することが重要です。
歯ぐきに刺激が加わる可能性がある
歯科クリニックで行うオフィスホワイトニングの施術では歯ぐきに保護材を塗り、薬剤が直接触れないように配慮します。
一方で、ホームホワイトニングではトレーに薬剤を入れすぎると漏れて歯ぐきに触れることがあります。薬剤が歯ぐきに触れると、刺激を受けて赤みや痛みが出ることがあります。これを防ぐためには、薬剤の使用量を守ることが大切です。
万が一、薬剤が歯ぐきに触れて、痛みなどの症状が続く場合は、すぐに歯科クリニックで相談してください。
知覚過敏の症状が現れる可能性がある
ホワイトニングをすると、歯の表面を覆うペリクルという膜が一時的に剥がれます。これによって、象牙細管を通じた刺激伝達が起こりやすくなります。その結果、冷たいものを口にしたときや空気に触れたときにしみることがあるのです。
しかし、これはあくまで一時的な症状です。ほとんどの場合、施術後24〜48時間で症状は和らぎます。
歯の表面がザラつくことがある
ホワイトニングの薬剤によって歯の表面のペリクルが剥がれると、歯の表面が一時的にザラつくことがあります。これは、ホワイトニング後にペーストを使用して磨き、ミネラルを補給することで改善するケースがほとんどです。
しかし、施術直後に舌触りが不安要素となることもあるでしょう。
安全にホワイトニングを受けるために大切なこと
安全にホワイトニングを受けるために大切なことは、以下のとおりです。
事前にカウンセリングを受ける
ホワイトニングを始める前に、まずは歯科クリニックでしっかりとカウンセリングを受けることが大切です。詰め物・被せ物の有無、過去の治療歴、アレルギーの有無、全身疾患の有無なども歯科医師に正確に伝えましょう。
希望する白さや予算、ライフスタイルなども事前に伝えることで、トラブルを防ぎやすくなります。
虫歯や歯周病がある場合は事前に治療を受ける
ホワイトニングを行う前の検査で虫歯や歯周病が見つかった場合は、先に治療を完了させるようにしましょう。虫歯や歯周病がある状態でホワイトニングの薬剤を用いると、しみたり痛んだりすることがあります。
ホワイトニング前の検査で問題が見つかった場合、トラブルなく施術を行うためには、優先的に治療を受けることが大切なのです。
ご自身に合ったホワイトニング方法を選択する
ホワイトニングには、歯科クリニックで行うオフィスホワイトニング、自宅で行うホームホワイトニング、その両方を組み合わせたデュアルホワイトニングがあります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、よく理解したうえで選ぶことが大切です。
特にホームホワイトニングの場合は、トレーの装着時間や薬剤の使用量を誤ると、歯ぐきに刺激が広がる可能性があります。使用手順や注意点を守り、わからない点は必ず歯科医師か歯科衛生士に確認してください。
まとめ
ホワイトニングは、歯の着色を分解して自然な白さを取り戻す有効な方法です。ホワイトニングをすると歯がもろくなるという噂を耳にしたことがある方がいるかもしれませんが、歯がもろくなることはありません。
しかし、ホワイトニング後、一時的に知覚過敏の症状が現れたり、歯ぐきが痛んだりするケースがあります。
安全に施術を進めるためには、事前にカウンセリングを受けること、虫歯や歯周病の治療を終えることなどが重要です。正しい知識を身に付けて、安全にホワイトニングを受けましょう。
ホワイトニングを検討されている方は、埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、患者様の求める治療を実現することを第一に考えて診療を行っています。虫歯・歯周病治療だけでなく、予防歯科や審美歯科、矯正治療など、さまざまな治療に力を入れています。
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