こんにちは。埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」です。
美しい歯は自信のある笑顔を作り出すだけでなく、日常生活やビジネスシーンでも好印象を与える重要な要素です。そのため、多くの方が審美歯科治療に興味を持っています。
しかし、審美歯科の費用は治療法によって大きく異なり、どの方法を選ぶべきか迷うこともあるでしょう。
この記事では、審美歯科の代表的な治療法ごとの費用や特徴、保険適用の条件、医療費控除の仕組みについて詳しく解説します。
審美歯科とは
審美歯科は、虫歯治療や歯周病予防などの機能の回復に加えて、歯や歯ぐきの見た目を美しく整えることを目的とした歯科分野です。美しい口元は人の印象に大きな影響を与えるため、審美歯科は口元の美しさを求める多くの人に選ばれています。
以下に、審美歯科の特徴や治療内容について詳しく解説します。
審美歯科の目的
審美歯科の目的は、見た目の美しさと機能の両立です。従来の歯科治療では、虫歯治療の詰め物や被せ物が目立つことがありましたが、審美歯科では機能を維持しつつ自然で美しい仕上がりを目指します。
審美歯科で行われる主な治療
審美歯科では、以下のような治療が行われます。
ホワイトニング
歯を白くする治療で、薬剤を使用して歯の着色を除去します。ホワイトニングには主に、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2種類があります。
オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士によって行われる施術です。ホームホワイトニングは、歯科医院で作成したマウスピースと専用の薬剤を用いて、自宅で行う施術です。
セラミック治療
虫歯の詰め物や被せ物にセラミックを使用する治療です。天然歯に近い透明感があり、見た目が自然です。また、金属アレルギーのリスクがありません。
ラミネートべニア
歯の表面を薄く削り、セラミックのシェルを貼り付けて歯の色や形を改善する治療です。削る量はごく僅かなので、歯の健康を害することはないとされています。
矯正治療(審美的アプローチ)
見た目を重視した歯列矯正です。マウスピース型矯正装置など、目立ちにくい方法が人気です。
歯ぐきの治療
黒ずんだ歯ぐきをピンク色に戻すガムピーリングや、歯ぐきのラインを整える治療が含まれます。歯茎の見た目は印象に大きく影響するので、形や色を整える方が多いです。
審美歯科の治療法ごとの費用
審美歯科の治療費は、治療法の種類や使用する素材、治療範囲によって異なります。ここでは、代表的な審美歯科の治療法ごとの費用と特徴を詳しく解説します。
- オフィスホワイトニング:1回あたり 1万〜5万円
- ホームホワイトニング:1万5,000〜3万円
- セラミックインレー(詰め物):3万〜7万円
- セラミッククラウン(被せ物):5万〜15万円
- ラミネートべニア:8万〜15万円(1歯)
- マウスピース矯正:80万〜150万円(全顎)
- ガムピーリング:1万〜3万円(1回)
審美歯科が高額になる理由
審美歯科治療は、一般的な歯科治療に比べて費用が高くなる傾向があります。その背景には、使用する素材の質や治療技術、時間のかかる工程などが影響しています。
以下に、審美歯科が高額になる主な理由を解説します。
高品質な素材を使用している
審美歯科では、見た目の美しさを追求するために、高品質な素材が使用されます。例えば、天然歯に近い透明感を持つセラミックは、審美性が高く変色しにくい特徴がありますが、その分、素材の価格が高額です。
金属アレルギーのリスクを避けるため、特別な合金やジルコニアを使用することもあります。これも費用を押し上げる要因となります。
専門的な技術と設備が必要
審美歯科治療は、高度な技術と専門的な設備を必要とする治療が多く含まれます。例えば、歯の細部まで精密に確認するために、マイクロスコープやCTスキャンなどの高額な機器が使用されます。
セラミックの加工には高度な技術が必要なので、熟練した技工士の技術料も費用に反映されます。
治療に時間がかかる
審美歯科治療は、患者さま一人ひとりに合わせたカスタマイズが必要です。そのため、治療計画から実施までに多くの時間と手間がかかります。
保険適用外の治療が多い
審美歯科の多くの治療は、見た目の改善を目的としているため保険が適用されません。保険適用外の治療は、治療にかかる費用が全額自己負担となるため結果として高額になります。
メンテナンスなどが考慮されている
審美歯科治療は、見た目だけでなく長期間にわたって効果を発揮するよう設計されています。そのため、初期費用が高くても、長期的に見ればコストパフォーマンスが高いといえます。
審美歯科に保険は適用されるの?
審美歯科の治療に保険が適用されるかどうかは、治療の目的や内容によって異なります。審美歯科は基本的に見た目を美しくすることを目的とした治療が多いため、多くの場合は保険適用外となります。
審美歯科は医療費控除の対象になるの?
審美歯科治療が医療費控除の対象になるかどうかは、治療の目的や内容によって異なります。医療費控除は、疾病の予防や改善を目的とした治療が対象となるため、単に見た目を良くすることを目的とした審美歯科治療は控除の対象外となる場合が多いです。
ただし、一部の治療は例外として認められるケースもあります。以下に、医療費控除の対象になる場合とならない場合の具体例をご紹介します。
医療費控除の対象になるケース
医療費控除の対象になる例を以下に紹介します。
噛む機能の回復が目的の治療
セラミックの詰め物・被せ物を、歯の欠損を補う目的で使用する場合、医療費控除の対象になる可能性があります。これらの治療は見た目だけでなく、歯の機能を正常化するためのものであり、控除対象とされます。
発音や咀嚼機能の改善を目的とした矯正治療
歯並びの矯正が、健康や生活機能の向上を目的とする場合も控除対象になります。
歯周病治療の一環としての歯ぐきの整形
歯の健康維持や機能回復を目的とした治療は、控除対象となります。歯周病治療の一環で歯茎の状態を整える場合などは、医療費控除の対象となる可能性があります。
事故による歯の損傷を修復する治療
治療の必要性が認められた場合、控除対象に含まれます。
医療費控除の対象にならないケース
医療費控除の対象にならない例は以下の通りです。
ホワイトニングやラミネートべニア
見た目を美しくすることを目的とした治療は、疾病の治療ではないため対象外です。歯を白くしたり、歯の色や形を整えたりする治療は、控除の対象外になることが多いです。
健康な歯を美しくするための治療
セラミッククラウンやインプラント治療は、機能改善ではなく審美目的で行われる場合、控除の対象外となります。
医療費控除を受ける際の注意点
医療費控除を受けるには治療費の領収書が必要です。治療内容や目的がわかるよう、領収書を大切に保管しましょう。また、医療費控除を受けるには、確定申告が必要です。年間の医療費が一定額を超えた場合に申請できますので、忘れずに手続きを行いましょう。
まとめ
審美歯科の治療費は、使用する素材や治療内容によって大きく異なります。ホワイトニングの費用は1回あたり1万円から5万円程度、セラミック治療では詰め物が3万円から7万円、被せ物が5万円から15万円が一般的な相場です。
ラミネートべニアや矯正治療といった高度な治療の場合、費用が数十万円に達することもあります。これらの治療は見た目の美しさを重視するため、多くの場合、保険が適用されない点に注意が必要です。
ただし、噛む機能や咀嚼機能の回復を目的とした治療では、医療費控除の対象となる場合があります。治療費の領収書を保管し、治療内容を確認することで、医療費控除を活用し費用負担を軽減できる可能性があります。
審美歯科治療を検討する際には、それぞれの治療法の特徴や費用を十分に理解することが重要です。歯科医師と相談し、自分の予算や目的に合った最適な治療を選びましょう。
審美歯科を検討されている方は、埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、患者様の求める治療を実現することを第一に考えて診療を行っています。虫歯・歯周病治療だけでなく、予防歯科や審美歯科、矯正治療など、さまざまな治療に力を入れています。
当院のホームページも、ぜひ一度ご覧ください。