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ワイヤー矯正の種類と費用相場!メリット・デメリットと注意点も解説

2024年9月26日

こんにちは。埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」です。

ワイヤー矯正をしている女性

ワイヤー矯正は、歯並びを整えるための一般的で効果的な治療法です。ワイヤー矯正にはいくつか種類があるため、どれを選択すべきか悩まれている方もいるでしょう。

そこで今回は、ワイヤー矯正の種類や費用相場について詳しく解説します。各種類のメリットとデメリット、さらに治療を行う際の注意点も併せて解説しますので、ワイヤー矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ワイヤー矯正とは

ワイヤー矯正の歯列模型

ワイヤー矯正とは、金属製のブラケットとワイヤーを使用して歯並びを整える矯正治療の一種です。ブラケットを歯の表面に取り付け、そこにワイヤーを通すことで歯に力をかけ、徐々に歯を理想的な位置に動かしていきます。

ワイヤー矯正は、軽度から重度の不正咬合まで幅広い歯列の問題に対応できることから多くの方に選ばれています。歯を細かく調整できるため、複雑なケースにも対応可能です。

ワイヤー矯正の種類

2個のワイヤー矯正の歯列模型

ワイヤー矯正にはいくつか種類があります。ここでは、ワイヤー矯正の種類について解説します。

表側矯正

表側矯正は、最も一般的なワイヤー矯正の方法で、ブラケットを歯の表面に装着して歯並びを整える治療法です。

歯の位置を細かく調整できる点や、ほかの矯正方法に比べて費用が安い点がメリットです。金属製のブラケットやワイヤーを使用すると目立つことがありますが、セラミックやプラスチックなど目立ちにくいものを選択できる場合もあります。

一方でブラケットが唇や頬に触れて、口内炎を引き起こす可能性がある点はデメリットといえるでしょう。

裏側矯正

裏側矯正は、ブラケットを歯の裏側(舌側)に装着して歯並びを整える治療法です。口をあけてもブラケットやワイヤーが外から見えないため、見た目を気にせずに矯正治療ができる点は大きなメリットといえるでしょう。

一方で歯の裏側にブラケットなどの器具を装着するため、違和感をおぼえやすい点はデメリットといえます。矯正器具が邪魔になり、話しにくいと感じることもあるかもしれません。

また、表側矯正に比べて治療期間が長くなる点や費用が高くなる点もデメリットといえるでしょう。

ハーフリンガル矯正

ハーフリンガル矯正は、上の歯は裏側矯正で、下の歯は表側矯正で治療行う方法です。

上の歯は裏側に矯正器具を装着するため、口をあけても目立ちにくい点がメリットといえます。また、下の歯は表側に矯正器具を装着するため、話しにくさや食事のしにくさを感じることも少ないでしょう。

一方で上の歯は裏側矯正のため、上下を表側矯正で治療するよりも費用が高くなる点はデメリットといえます。

ワイヤー矯正のメリット

ワイヤー矯正のメリットイメージ

ワイヤー矯正は、歯並びを整えるための効果的な治療法として多くの方に選ばれています。この治療法には、ほかの矯正方法にはない多くのメリットがあります。ここでは、ワイヤー矯正のメリットについて解説します。

治療効果と精度が高い

高い治療効果と精度がワイヤー矯正の最大のメリットです。ワイヤー矯正は細かい調整が可能であり、複雑な歯列不正にも対応できます。患者さんの個々の歯並びの状態に合わせた治療を行える点はメリットといえるでしょう。

歯を大きく移動させなければならない場合や難しいケースでも高い効果を発揮します。

幅広い症例に対応できる

ワイヤー矯正は、軽度から重度の不正咬合まで幅広い症例に対応できます。ワイヤーを調整して微細な力をかけ、歯を思い通りの位置に移動させることができるためです。そのため、患者さんの多様なニーズに応えることができます。

長期的な信頼がある

ワイヤー矯正は長い歴史を持ち、多くの臨床実績があります。治療結果が安定しており、信頼性が高いことが証明されています。安全性と効果が確認されているため、多くの歯科医院で推奨されている治療法です。

素材の選択肢が多い

以前は金属製のブラケットを使用することが一般的でしたが、現在では目立ちにくいセラミックやプラスチックのブラケットも選択できるようになっています。

そのため、審美性を重視する患者さんも安心して治療を受けられるでしょう。また、ブラケットの選択肢が増えることで、患者さんのライフスタイルやニーズに合わせたカスタマイズが可能になります。

ワイヤー矯正のデメリット

ワイヤー矯正のデメリットイメージ

ワイヤー矯正は、多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。ワイヤー矯正のデメリットは、以下のとおりです。

矯正装置が目立つことがある

見た目の問題は、ワイヤー矯正の主なデメリットの一つです。金属製のブラケットとワイヤーは目立ちやすいため、特に大人の患者さんや見た目を気にする方には不向きな場合があります。

見た目を気にする方は、セラミックやプラスチック製の目立ちにくいブラケットを選択するとよいでしょう。

口内の不快感と痛みがある

ワイヤー矯正では、ブラケットやワイヤーが頬の粘膜に当たって傷ができることがあります。これによって炎症が起こり、痛みが生じることがあるでしょう。また、治療開始直後や調整直後には、歯が動く際の痛みを感じることもあります。

これらの症状は一時的なものですが、治療期間中に繰り返し発生することがあります。

食事に制限がある

ワイヤー矯正をしている間は、特定の食べ物を避ける必要があります。硬いものや粘着性のある食品は、ブラケットやワイヤーを破損させるリスクがあるため注意が必要です。また、食べ物がブラケットやワイヤーに挟まりやすいため、食後の歯磨きが欠かせません。

口腔ケアが難しい

ワイヤー矯正で歯に装着するブラケットとワイヤーは取り外しができません。ブラケットの周りやワイヤーの下に食べ物のカスが残りやすく、放置すると虫歯や歯周病になるリスクが高まります。そのため、通常よりも丁寧な口腔ケアが求められます。

歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシ、タフトブラシなどを使用することで対策できますが、手間がかかるのは事実です。

発音に変化が生じやすい

ワイヤー矯正の装置に慣れるまでは発音に影響が出ることがあります。ブラケットとワイヤーが舌や唇に接触するため、一部の音が発音しづらくなることがあるのです。多くの場合、時間とともに慣れてきますが、人と話をする職業の方にとってはデメリットといえるでしょう。

ワイヤー矯正器具の種類と費用相場

ワイヤー矯正器具の費用相場イメージ

ここでは、主なワイヤー矯正器具の種類とその費用相場について解説します。なお、歯科医院によって取り扱っている矯正器具は異なるため、詳しくは治療を受ける歯科医院で確認してください。

メタルブラケット

メタルブラケットは、最も一般的で伝統的な矯正器具です。金属製であるため耐久性が高く、壊れにくいのが特徴です。

ただし、金属製のため、口をあけたときに目立ちやすい点はデメリットといえるでしょう。費用相場は30万円〜70万円程度です。

セラミックブラケット

セラミックブラケットは、見た目に配慮したブラケットで、白色や歯に近い色をしています。メタルブラケットよりも目立ちにくく、歯の色に近いので審美的に優れています。

ただし、金属よりも脆く、破損しやすい点はデメリットといえるでしょう。費用相場は60万円〜90万円程度です。

プラスチックブラケット

プラスチックブラケットは、透明なプラスチック製のブラケットで、非常に目立ちにくいのが特徴です。見た目が自然で、審美性が高いのが特徴です。

しかし、プラスチック製のため着色することがあります。また、耐久性が低いため、破損しやすい点もデメリットといえるでしょう。費用相場は60万円〜90万円程度です。

ワイヤー矯正をする際の注意点

ワイヤー矯正をする際の注意点イメージ

ワイヤー矯正は、効果的に歯並びを改善する治療法ですが、治療期間中にはいくつか注意しなければならないことがあります。治療をスムーズに進めるために、以下の点に注意しましょう。

口腔ケアを徹底する

矯正治療中はしっかりと口腔ケアを行いましょう。ブラケットの周りやワイヤーの下には食べ物のカスが溜まりやすく、これが原因で虫歯や歯周病を引き起こすことがあります。

ブラケットの周りやワイヤーの下には歯ブラシが届きにくいため、専用の歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスなどを使用すると効果的です。また、抗菌作用のある洗口液を使用することで、口腔内の細菌を減らすことができ、虫歯や歯周病の予防につながります。

矯正装置に影響のある食べ物は避ける

ワイヤー矯正中は、硬い食べ物や粘着性のある食べ物、細かい食べ物は避けましょう。これらの食べ物を口にするとブラケットやワイヤーにダメージを与える可能性があるためです。

矯正器具を装着している状態でナッツや氷、キャンディーなどの硬いものを噛むと、ブラケットやワイヤーが破損する恐れがあります。キャラメルやガムなどは、ブラケットやワイヤーにくっつきやすく、取り除くのが難しいです。

ポップコーンやチップスなどは、ブラケットやワイヤーの隙間に入り込みやすく、虫歯の原因になることがあります。

定期的に歯科医院に通院する

ワイヤー矯正中は、定期的に歯科医院に通院する必要があります。治療の進行状況を確認し、必要に応じてワイヤーの調整を行うことで、計画通りに歯が動くようになります。

歯科医師に指定されたタイミングで歯科医院を受診して、調整やクリーニングを受けましょう。また、痛みや異常を感じた場合は、すぐに歯科医師に相談してください。早期に対処することで、トラブルを未然に防ぐことができます。

まとめ

ワイヤー矯正によって歯並びが綺麗になった女性

ワイヤー矯正には、表側矯正や裏側矯正、ハーフリンガル矯正などいくつか種類があります。また、ブラケットにもいくつか種類があり、最も一般的なメタルブラケットは頑丈ですが、目立ちやすいというデメリットがあります。

審美性を重視する方は、セラミックブラケットやプラスチックブラケットなど目立ちにくいものを選択するとよいでしょう。

それぞれの特徴や費用を考慮し、自分のライフスタイルや予算に合った矯正方法を選ぶことが重要です。歯科医師と相談のうえ、ご自身に合ったものを選択しましょう。

歯列矯正を検討されている方は、埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、患者様の求める治療を実現することを第一に考えて診療を行っています。虫歯・歯周病治療だけでなく、予防歯科や審美歯科、矯正治療など、さまざまな治療に力を入れています。

当院のホームページも、ぜひ一度ご覧ください。

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