こんにちは。埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」です。
インプラント治療は、失った歯を補うための治療です。審美性や機能性に優れているため人気のある治療ですが、かかる費用は決して安くありません。
この記事では、インプラント治療の一般的な費用相場と内訳について詳しく解説します。インプラント治療の費用を抑える方法も紹介するので、治療を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
インプラント1本の費用相場とは
インプラントは自費診療のため、歯科医院によって費用は異なりますが、1本あたり30~50万円が一般的です。
前歯と奥歯での大きな費用の差はありませんが、技術的な難易度や使用する素材によって値段は異なります。また、インプラントを埋める顎の骨が薄い場合には骨造成が必要なため、追加費用が発生する可能性があることも知っておきましょう。
前歯など目立つ位置の場合、インプラントには審美性が求められます。審美性を高めるために人工歯に質の高い素材を使用すると、費用は高くなるでしょう。前歯のインプラントの費用相場は、1本あたり40~60万円程度です。
奥歯は前歯ほど審美性が重要視されないため、前歯より費用が抑えられるケースが多いでしょう。奥歯のインプラントは1本あたり30~50万円程度が相場です。
インプラントにかかる費用の内訳
インプラント治療にかかる費用の内訳は、以下の通りです。
検査費用
インプラント治療を始める前に、レントゲン撮影やCTスキャンなどで口腔内の状態を詳細に把握し、治療計画を立てるために必要な情報を収集します。
レントゲンやCTスキャンにより、顎骨の厚さや密度、神経の位置などを正確に評価することで、安全で効果的な治療が可能となります。これらの検査にかかる費用は、1.5万~5万円程度です。
インプラントの手術費用
インプラント体を顎骨に埋入する手術には、15~35万円程度の費用がかかります。手術には非常に精密で高度な技術が要求されるため、費用が高額になるのです。
手術は基本的には局所麻酔をして行われ、場合によっては全身麻酔が使用されることもあるでしょう。また、手術後の経過観察や必要に応じた追加処置も手術費用に含まれることがあり、全体の治療費に影響を与えます。
人工歯の費用
インプラントの人工歯の費用は、5万~18万円程度です。審美性と機能性を兼ね備えた人工歯には、高品質な素材や精密な技術が用いられます。
セラミックやジルコニアなどの素材が一般的に使用され、審美性や耐久性に優れています。人工歯は患者様の口腔内や希望に合わせて作製され、噛み合わせや色調が自然な仕上がりになるよう目指します。
インプラント治療はなぜ高額なのか
インプラント治療が高額な理由は、以下の通りです。
保険適用外
インプラント治療は、審美性や機能性の向上を主な目的としています。そのため、保険診療の対象外になり、自由診療として扱われるでしょう。
インプラントが生活に必須なものでなく、生活の質を高めるための選択肢であるためです。保険が適用されないため、治療費は患者様ご自身が全額負担する必要があり、結果として治療費が高額になる傾向にあります。
保険適用外のため、歯科医院ごとに費用の差も大きいことが特徴です。
高度な技術が必要
インプラント治療は非常に精密な外科手術を伴うため、高度な技術が求められます。成功させるためには、歯科医師が豊富な経験と専門的な知識を持っている必要があるのです。
歯茎を切開し、顎骨にインプラントを正確に埋め込む工程は、ミリ単位の精度が求められるため、熟練した技術者による手術が不可欠でしょう。そのため、技術料も治療費に反映され、全体的な費用が高くなる要因になっています。
インプラント自体の価格
インプラントに使用される材料は、高品質であることが求められます。高品質な材料はその分価格も高額なため、治療費も高くなるのです。
品質の高いインプラントを使用することで、長期的な安定性と安全性が保証される一方で、費用は高額になるでしょう。
専門的な設備が必要
インプラント治療には、専門的な設備が必要です。専門的な設備は非常に高価であり、導入と維持管理には多額の費用がかかります。
専門的な設備の一つである3DCTスキャナーは、精密な顎骨の画像を取得し、手術の計画を立てるために不可欠です。また、マイクロスコープなど手術中の精密な操作をサポートする機器も必要となるため、設備投資が治療費に反映されることになり治療費が高くなるのです。
治療期間が長期にわたる
インプラント治療は、短期間で完了するものではありません。インプラントが顎骨にしっかりと定着するまでには数ヶ月を要することが一般的です。
複数回の診察や経過観察も必要で、その都度費用が発生します。さらに、術後のメンテナンスやチェックも長期的に続ける必要があり、治療全体の費用を押し上げる要因になるでしょう。
インプラント治療の費用を安くする方法
インプラント治療の費用を安くする方法は、以下の通りです。
保険適用になるか確認する
インプラント治療は基本的には自由診療ですが、特定の条件を満たせば保険が適用されることがあります。例えば、交通事故や病気による顎骨損失が原因で、通常の補綴(義歯やブリッジ)では対応できない場合などです。
担当医師に確認して、必要な書類を用意しましょう。保険が適用されることで、治療費が大幅に軽減されるため、まずは適用条件を調べてみましょう。
医療費控除を利用する
インプラント治療は、確定申告で医療費控除を申請することで所得税の還付を受けられます。医療費控除の対象となるのは、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合です。
控除を受けるためには、治療費の領収書や明細書を保存し、正確に申告する必要があります。医療費控除を活用することで、実質的な治療費を抑えるのが可能なため、活用しましょう。
クレジットカードのポイントを活用する
インプラント治療の支払いをクレジットカードで行うことで、ポイント還元を受けられます。高額な治療費であればあるほど、獲得できるポイントも増え、ポイントを他の買い物や支払いに利用することで、実質的な費用を節約できるかもしれません。
クレジットカードによっては、特典として分割払いの金利が低く設定されているものもあるため、事前に利用可能なクレジットカードの特典を確認し、有効に活用しましょう。
デンタルローンを活用する
デンタルローンを利用することで、インプラント治療の費用を分割で支払えます。一度に大きな出費を避け、月々の返済額を抑えることで、家計への負担を軽減できるでしょう。
デンタルローンの金利や条件は、金融機関や提供する歯科医院によって異なるため、複数の選択肢を比較して検討することが重要です。具体的な返済計画を立て、ご自身の経済状況に合ったローンを選ぶことで、無理のない治療費の支払いが可能になります。
複数の歯科医院で見積もりを取る
インプラント治療を受ける際には、複数の歯科医院で見積もりを取ることが重要です。各歯科医院で費用や治療内容、アフターケアの内容などを比較することで、ご自身に合った歯科医院を選べます。
また、歯科医院によってはキャンペーンや割引を行っている場合もあるため、事前に情報収集を行うことも大切です。
まとめ
インプラント治療の費用相場は、1本あたり30~50万円が一般的です。この費用には検査・診察料、インプラント埋入手術費用、人工歯の費用が含まれます。
インプラント治療が高額な理由は、保険適用外であることや高度な技術・専門的な設備の使用が必要なこと、治療が長期なことなどです。費用を抑える方法としては、医療費控除の活用やデンタルローンの利用、複数のクリニックで見積もりを取ることなどが挙げられます。
インプラントを検討されている方は、埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、患者様の求める治療を実現することを第一に考えて診療を行っています。虫歯・歯周病治療だけでなく、予防歯科や審美歯科、矯正治療など、さまざまな治療に力を入れています。
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