こんにちは。埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」です。

奥歯を失っても前歯ほど目立たないため、そのまま放置している人も少なくありません。
しかし、奥歯の欠損は見た目以上に健康や生活の質に大きな影響を与えます。しっかり噛めないことで食事に支障が出るだけでなく、残っている歯や顎の骨にも悪影響が及び、将来的にさらなる歯のトラブルを招く可能性もあります。
そこで注目されているのがインプラント治療です。なかでも、奥歯へのインプラントは難易度が高い反面、得られるメリットも大きく、選択する価値のある治療法といえます。
今回は、失った奥歯をインプラントにするメリットやデメリット、費用などについて解説します。奥歯を失い、インプラント治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
インプラントとは

インプラントとは、歯を失った部分のあごの骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を取りつける治療方法です。
人工の歯根には主にチタンという金属が使われており、骨としっかり結合する性質があります。そのため、自分の歯のようにしっかり噛めるようになるのが大きな特徴です。
入れ歯やブリッジのように、周りの歯に負担をかけることもなく、見た目も自然で違和感が少ない点も魅力といえます。1本だけの欠損にも対応でき、前歯・奥歯を問わず幅広く使われている先進的な治療法です。
奥歯を失ったまま放置するリスク

奥歯が抜けても見た目に大きな変化がないため、そのままにしている人もいますが、放置することにはさまざまなリスクがあります。
まず、奥歯がないと、食べ物をしっかり噛めなくなり、消化器官に負担がかかることがあります。また、噛み合わせのバランスが崩れることで、反対側の歯や隣の歯に過剰な力がかかり、結果的にほかの健康な歯まで悪くなる可能性もあるでしょう。
さらに、歯を支えていたあごの骨は、歯が抜けたままだと少しずつ痩せていきます。この骨の減少は、将来インプラントなどの治療を希望したときに大きな障害となることがあります。口元の見た目にも影響し、老けて見える原因になることもあるため、早めの対応が大切です。
奥歯のインプラント治療が難しいといわれる理由

インプラントは優れた治療法ですが、特に奥歯の治療ではいくつかのハードルがあります。
治療に使用する器具が届きにくい
奥歯は口の奥にあるため、治療の際に使う器具をしっかりと入れるのが難しいことがあります。口が開きにくい方や顎の骨の形によっては、視界も限られ、細かい操作がしにくくなることがあります。こうした理由から、奥歯のインプラント治療には高度な技術が求められるのです。
神経や血管を損傷するリスクが高い
下顎の奥歯の周辺には下歯槽神経と呼ばれる重要な神経や血管が通っています。インプラントを埋め込む際にこれらを傷つけると、しびれや痛み、感覚異常などが起こるリスクがあります。
そのため、事前にCTなどで精密な検査を行い、神経の位置をしっかりと確認したうえで、慎重に治療計画を立てる必要があります。
上顎洞との距離が近い
上の奥歯の上部には、上顎洞(じょうがくどう)という空洞があります。歯を失うと、この空間との距離が近くなり、インプラントを支えるための骨の厚みが足りなくなることがあります。その場合、骨を増やす手術が必要になることもあり、治療がより複雑になるのです。
噛む力が強く加わる
奥歯は食事のときにもっとも強い力がかかる場所です。そのため、インプラントにかかる負担も大きくなります。噛み合わせのバランスが良くないと、インプラントに過剰な力が集中し、長持ちしにくくなることがあります。
こうしたリスクを避けるためには、治療前の綿密な設計と治療後のメンテナンスが重要です。
奥歯をインプラントにするメリット

奥歯にインプラントを入れることで、見た目だけでなく機能面でも多くの良い効果が期待できます。
噛む力が回復する
インプラントはあごの骨にしっかりと固定されるため、天然の歯に近い噛み心地が得られます。特に奥歯は食べ物をしっかり噛み砕く役割があるため、その機能が戻ることで、硬いものでも安心して食べられるようになります。
隣の歯に負担をかけない
ブリッジのような治療では、失った歯の両隣を削って支えにする必要がありますが、インプラントはそれ単体で噛む力を支えられます。そのため、健康な歯を削ることなく治療ができ、隣の歯への負担を軽減できるのです。長い目で見ても、ほかの歯を守ることにつながります。
顎の骨が自然に吸収されるのを防げる
歯を失った部分の骨は、使われなくなることで少しずつ痩せていくことがあります。インプラントを入れると、噛む刺激が骨に伝わるため、骨の衰えを抑える効果が期待できるのです。これにより、顔の輪郭が変わるのを防ぎ、見た目の若々しさを保ちやすくなります。
見た目が自然で目立たない
インプラントは人工の歯ですが、見た目がとても自然です。金属のバネが見える入れ歯とは違い、口を開けたときも目立ちにくいため、人前でも安心して笑ったり話したりできます。自然な見た目を大切にしたい方にとっては、大きなメリットといえるでしょう。
奥歯をインプラントにするデメリット

多くの利点がある奥歯のインプラントですが、治療を検討する際にはデメリットについても理解しておく必要があります。
治療期間が長い
インプラント治療は、人工の歯根をあごの骨にしっかり固定する必要があるため、治療が完了するまでに数ヶ月かかることがあります。特に骨の量が少ない場合は、骨を増やす処置を行うこともあり、その分時間が長くなることがあります。
すぐに噛めるようになるわけではなく、ある程度の期間がかかるという点は理解が必要です。
費用が高い
インプラント治療は保険が適用されない自由診療のため、費用は高額になる傾向があります。奥歯の場合、追加の手術が必要になることもあり、さらに費用がかかる場合があります。そのため事前に治療内容と費用について確認しておくことが大切です。
定期的なメンテナンスが必要
インプラントは一度入れたら終わりではなく、長持ちさせるためには継続的なケアが必要です。専用の器具を使った歯科医院でのクリーニングや定期検診を受けることで、インプラント周囲のトラブルを防ぎやすくなります。
特に奥歯は汚れがたまりやすい場所なので、しっかりお手入れをしましょう。
奥歯のインプラント治療の費用

奥歯のインプラント治療にかかる費用は、治療の内容や歯科医院によって違いがありますが、おおよそ1本あたり30万円から50万円が一般的な相場とされています。これは、インプラント本体、人工の歯、手術の費用などを含んだ金額です。
ただし、あごの骨が足りない場合には骨を増やす処置(骨造成)が必要となり、その分費用が追加されることがあります。さらに、使う素材や技術、保証内容によっても価格に差が出ることがあります。
インプラントは保険適用の対象にならない自由診療であるため、事前に治療にかかる費用や支払い方法について確認しておくと安心です。
まとめ

奥歯のインプラント治療は、噛む力をしっかりと取り戻し、見た目も自然に整えられる治療法です。噛み合わせの改善や骨の減少を防ぐ効果もあり、長期的にお口の健康を保ちたい方にとって、有効な選択肢といえます。
その一方で、治療には時間や費用がかかり、奥歯は特に難易度が高いという点は理解しておきましょう。治療後のメンテナンスも含めて、総合的に考えることが大切です。
インプラント治療の特徴やメリット・デメリットをよく理解したうえで、自分の状態や希望に合った方法を選ぶことが、納得のいく治療につながります。
インプラント治療を検討されている方は、埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、患者様の求める治療を実現することを第一に考えて診療を行っています。虫歯・歯周病治療だけでなく、予防歯科や審美歯科、矯正治療など、さまざまな治療に力を入れています。
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