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歯茎が黒くなる?セラミック治療後のトラブルの原因と対処法

2025年7月17日

こんにちは。埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」です。

歯ぐきが黒くなり鏡で確認する女性

「セラミック治療で歯をきれいにしたのに、なぜか歯茎が黒くなっている」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

セラミック治療では、選択する被せ物によっては歯茎が黒くなることがあります。また、それ以外にも、歯周病や喫煙習慣が歯茎の色に影響を及ぼしている可能性も考えられます。

本記事では、セラミック治療後に歯茎が黒くなる原因や対処法、予防法などについて解説します。

セラミック治療とは

審美性に優れたセラミックの歯

セラミック治療とは、セラミック素材の詰め物や被せ物を使用する治療法のことです。セラミックとは陶材のことで、お皿やマグカップ、洗面所などに使用されている陶器と同じ素材でできています。

保険治療に用いられる歯科用プラスチック(レジン)や銀歯などに比べて見た目が美しく、強度や耐久性が高いため、選ぶ方が多くいらっしゃいます。また、表面が滑らかで汚れが付着しにくいため、二次虫歯のリスクも低いといわれています。

その一方で、強い衝撃が加わるとヒビが入ったり割れたりしやすいという欠点もあります。

なお、セラミック治療は保険適用外の自由診療となるため、詳しい費用は歯科医院によって異なります。セラミック素材には様々な種類がありますので、使用する箇所や患者さんの希望に合ったものを選ぶことが大切です。

セラミック治療後に歯茎が黒くなる原因

セラミック治療後に歯茎が黒くなる原因を考えるイメージ

セラミック治療後に歯茎が黒くなったというお悩みで受診される方は少なくありません。結論からいうと、セラミックそのものの影響によって歯茎が黒くなることはありません。

では、なぜセラミック治療後に歯茎が変色するのでしょうか。その主な原因には、以下の4つが挙げられます。

金属成分の溶け出し

セラミック治療に用いられるセラミックにはいくつかの種類があります。そのなかでも、被せ物の内側に金属を使用したメタルボンドと呼ばれる素材を選択した場合、金属成分の溶け出しによって歯茎が黒くなることがあります。

金属製の土台の露出

土台としてメタルコアと呼ばれる金属素材が使われている場合、歯と歯茎との境目に金属部分が露出して黒っぽく見えることもあります。これは、加齢や歯周病などによって歯茎が下がることが原因で引き起こされます。

喫煙による色素沈着

喫煙も歯茎が黒くなる原因のひとつです。日頃から喫煙習慣がある場合、メラニン色素の沈着によって歯茎が黒くなることがあります。

歯周病

歯周病とは、細菌感染によって歯茎に炎症が起こり、歯周組織が破壊される病気です。歯周病は初期の段階ではあまり自覚症状がみられませんが、進行すると歯茎が赤黒くなることがあります。

また、歯と歯茎の間の溝(歯周ポケット)に黒い歯石が付着すると、歯茎から透けて黒っぽく見えることもあります。

歯茎が黒くなったときの対処法

黒くなった歯茎に使用するレーザー治療

歯茎が黒くなったときには、原因に合った治療によって対処する必要があります。主な対処法は、以下の通りです。

レーザー治療

金属成分の溶け出しや色素沈着によって黒くなった歯茎は、自然に元に戻ることはありません。

治療法のひとつとして、レーザー治療が挙げられます。レーザー治療では、黒ずみが気になる歯茎の表面を焼き、新しい組織の成長を促します。レーザーを照射した箇所は一時的に白くなりますが、3日程度でピンク色になります。

個人差はあるものの、歯茎へのレーザー照射で痛みを感じることはほとんどありません。

なお、歯茎が薄い方の場合、レーザー治療によって歯茎が変形する可能性もありますので、歯科医師と相談のうえ、治療法を検討しましょう。

薬剤を使用した治療

歯茎に薬剤を塗布し、沈着したメラニン色素を除去する治療もあります。黒ずんだ部分に専用の薬剤を塗布すると、治療後3~5日程度で歯茎の表面が剥がれ、ピンク色になります。なお、金属の溶け出しによる黒ずみの場合、薬剤による治療では改善が見込めないケースもあります。

被せ物の素材の変更

先にも述べた通り、金属を含むメタルボンドと呼ばれる被せ物を使用すると、金属の溶け出しによって歯茎が黒くなることがあります。根本的な改善を目指すのであれば、金属を使用しない被せ物に交換する必要があるでしょう。

金属を含まないセラミック素材には、オールセラミックやジルコニアなどがあります。セラミックの種類について詳しく知りたいという方は、歯科医院でご相談ください。

セラミック治療後に歯茎が黒くなるのを予防する方法

歯科医院でクリーニングを受ける様子

一度黒くなった歯茎は自然に元通りになることはなく、治療をやり直したりレーザー治療を受けたりする必要があります。歯茎の黒ずみを治すために治療が必要になれば、受診する手間や費用もかかりますので、できるだけ予防することが重要です。

主な予防法は、以下の通りです。

金属素材を使用しない

金属を含む土台や被せ物を使用すると、金属成分が溶け出して歯茎が黒くなることがあります。そのため、あらかじめ金属を使用しない素材を選ぶことも大切です。金属を使用しない素材を選択することにより、歯茎が黒ずむリスクを軽減できるでしょう。

金属を使用しないセラミック素材には、以下のようなものがあります。

オールセラミック

オールセラミックとは、セラミックのみでできた素材で、天然歯に近い白さや透明感が特徴です。

ただし、強い衝撃が加わると割れることがあります。オールセラミックは保険適用外となり、費用は8万円〜18万円程度です。

ジルコニア

ジルコニアとは、人工ダイヤモンドと呼ばれるほど強度が高い素材です。強度が高いため奥歯にも使用できますが、オールセラミックに比べて色調の再現性は劣ります。こちらも保険適用外で、費用は12万〜20万円程度です。

e-max

e-maxとは、ニケイ酸リチウムと呼ばれるガラス素材でできたセラミックです。オールセラミックよりも強度と耐久性が高いという特徴があります。また、ガラス素材を主成分としているため透明感が高く、審美性にも優れています。

e-maxも保険適用外となり、費用は7万〜14万円程度です。

禁煙する

喫煙習慣がある場合、色素沈着によって歯茎が黒くなることがあります。せっかくセラミック治療できれいな歯を手に入れても、歯茎が黒ずんでいては印象が悪くなります。美しい口元を維持するためには、禁煙することも重要です。

なお、タバコに含まれるニコチンやタールなどの有害物質は、歯周病を悪化させることもわかっています。お口の健康を守るために、タバコとの付き合い方を見直すことも必要です。

口腔ケアを丁寧に行う

歯周病によって歯茎が炎症を起こした場合、赤黒く変色することがあります。また、歯周病を発症すると歯茎が下がって金属部分が露出しやすくなりますので、日頃から歯周病対策を行うことも重要です。

歯周病の原因となるプラークを溜めないように、毎日の口腔ケアを丁寧に行いましょう。

歯科医院で定期的にクリーニングを受ける

毎日の丁寧なセルフケアに加えて、歯科医院で定期的にプロのクリーニングを受けることも大切です。歯科医院のクリーニングでは、普段のケアでは落としきれない汚れを徹底的に除去でき、自分に合ったブラッシング方法の指導も受けられます。

万が一、詰め物や被せ物に不具合が生じた場合や虫歯・歯周病が見つかった場合などでもスムーズに治療が受けられるでしょう。

まとめ

セラミックの白い歯を見せて笑う女性

セラミック素材が原因で歯茎が黒くなることはありません。

しかし、セラミックの内側に金属を使用した素材や金属の土台を使用している場合には、金属成分の溶け出しによって歯茎が変色する可能性があります。また、そのほかにも、歯周病や喫煙などが原因で歯茎が黒ずむことが考えられます。

一度変色した歯茎は自然に元通りになることはないため、黒ずみを除去する治療を受けたり被せ物の素材を変更したりする必要があるでしょう。

とはいえ、患者さん自身が原因を特定することは難しいため、まずは歯科医院を受診するようにしてください。

セラミック治療を検討されている方は、埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、患者様の求める治療を実現することを第一に考えて診療を行っています。虫歯・歯周病治療だけでなく、予防歯科や審美歯科、矯正治療など、さまざまな治療に力を入れています。

当院のホームページも、ぜひ一度ご覧ください。

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