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子どもの出っ歯をそのままにするリスクとは?治療法と予防法も

2025年5月15日

こんにちは。埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」です。

出っ歯の子ども

「子どもの出っ歯は成長したら治るの?」「このまま様子を見ても大丈夫?」と疑問を持つ保護者の方は多いでしょう。お子さまの歯並びや口元の形は見た目だけでなく、将来の口腔の健康にも大きく関わってきます。

この記事では、出っ歯の基本的な定義から、出っ歯になる原因、放置することで起こり得るリスク、治療の開始時期や方法、そして予防法について詳しく解説します。お子さまの口元の健やかな成長をサポートするための第一歩を踏み出してください。

出っ歯とは

出っ歯のイメージ

正しい噛み合わせでは、上の前歯が下の前歯をわずかに覆うように重なり合います。出っ歯の場合その前後関係が大きく崩れ、見た目だけでなく機能的にも問題を抱えることがあります。

出っ歯には、歯の生え方が原因で起こる歯性上顎前突と、上顎の骨が前方に突出している骨格性上顎前突の2種類があります。どちらも上の前歯が目立つため見た目は似ていますが、原因や治療方法が異なるため、歯科医院での正確な診断が欠かせません。

子どもが出っ歯になる原因

子どもが出っ歯になる原因の指しゃぶり

子どもの出っ歯にはさまざまな要因が関係しています。ここでは主な原因を解説します。

遺伝的要因

親が出っ歯の場合、その特徴が子どもに遺伝する可能性が高くなります。具体的には、上顎が大きい、下顎が小さい、歯のサイズが顎のスペースに対して大きいなどの骨格的な特徴が遺伝することがあります。

指しゃぶりや舌癖などの習慣

長期間続く指しゃぶりや舌で前歯を押す癖などが、出っ歯の原因となることもあります。例えば、3歳以降も指しゃぶりが続いている場合、前歯に継続的な圧力がかかり、歯が前方に押し出されることがあります。

また、鼻ではなく口で呼吸をしていると、口元が常に開いた状態になり、唇の筋肉が正常に発達しません。これにより、上の前歯を抑える力が弱まり、前歯が前方に突出する原因となります。

乳歯の早期喪失

乳歯は単に乳幼児期の歯としての役割だけでなく、永久歯が適切な位置に生えるためのスペースを確保し、顎の成長と歯列のバランスを支える重要な役割を持ちます。そのため、乳歯を早期に喪失した場合、永久歯の位置が乱れ、歯列不正や出っ歯になる可能性があります。

出っ歯をそのままにするリスク

出っ歯をそのままにするリスクイメージ

出っ歯を放置すると、見た目だけでなく、口腔内の健康や生活の質にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。以下に、具体的なリスクを詳しく解説します。

外傷を受けやすくなる

出っ歯は前歯が通常よりも前方に突出しているため、転んだときやぶつかったときに歯が直接的な衝撃を受けやすくなります。前歯が折れたり欠けたりするリスクが高まります。特に、スポーツやアクティブな活動を行う子どもにとっては、このリスクが顕著です。

噛み合わせが悪化する

出っ歯の状態では、噛み合わせが悪くなり、食べ物をしっかりと噛むことが難しくなります。さらに、特定の歯や顎関節への負担が増加し、歯の摩耗や顎関節症を引き起こす可能性があります。

顎関節症になると、顎の痛みや違和感、口を開ける際に音がするといった症状が現れ、生活の質に影響を与えることがあります。

発音や滑舌への影響

出っ歯は、上の前歯と舌の位置関係が通常とは異なるため、正しい発音が難しくなることがあります。特に、サ行やタ行の発音が不明瞭になることが多く、滑舌が悪くなってコミュニケーションに支障をきたす恐れもあります。

心理的な影響

出っ歯は見た目に大きな影響を与えるため、子どもがコンプレックスを抱える原因となりえます。特に、見た目に対する意識が高まる時期に出っ歯が目立つと、自己肯定感の低下や対人関係での不安感を引き起こすことがあります。

口呼吸が習慣化する

出っ歯の影響で唇が閉じにくくなると、口呼吸が習慣化しやすくなり口腔内の乾燥を引き起こします。口腔内が乾燥して唾液の自浄作用が低下すると、細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが増加する原因にもなります。

出っ歯の矯正は何歳から受けられる?

出っ歯の矯正を受ける適齢期の子ども

出っ歯の矯正は、一般的に6歳から12歳の間に始めることが推奨されています。乳歯から永久歯への生え変わりが進む混合歯列期と呼ばれる時期で、顎の成長も活発なため、矯正治療によって歯や顎の位置を整えやすいとされています。

1期治療

5歳から10歳頃に行われる治療が1期治療です。

顎の成長を促進する装置を使用して永久歯のためのスペースを確保したり、指しゃぶりや口呼吸などの悪習癖を改善する装置を用いたりして治療が行われます。この段階で治療を始めれば、顎の成長を利用して歯並びを整えることができます。

将来の矯正治療にともなう負担を軽減できる可能性が高まります。

2期治療

主に11歳以降、永久歯が生え揃った後に行われるのが2期治療です。この段階では、ワイヤー矯正やマウスピース矯正などで永久歯を正しい位置に移動させます。

治療の開始時期によっては、1期治療を経ず、2期治療から開始する場合もあります。歯を正しく並べるスペースが不足していた場合には、抜歯などの処置が必要になることがあります。

子どもの出っ歯を治す方法

子どもの出っ歯を治す矯正方法

子どもの出っ歯を治療する方法は、程度や年齢などによって異なります。代表的な治療法を確認しましょう。

急速拡大装置・床矯正

特に顎が狭い場合に効果的で、装置を使って成長段階にある顎を広げ、歯列を整えるスペースを確保します。急速拡大装置は固定式で短期間の効果を目指すのに対し、床矯正は取り外し可能で、ゆっくり治療を進める方法です。

それぞれの特徴を活かし、症状に応じて使い分けられます。

ワイヤー矯正

歯の表面にブラケットと呼ばれる小さな装置を接着し、そこにワイヤーを通して歯を動かします。幅広い症例に対応でき、精密な歯の移動が可能です。

装置が目立ちやすい点がデメリットでしたが、近年では、目立ちにくいクリアブラケットや白いワイヤーなども選択できるようになっています。

マウスピース矯正

透明なマウスピース型の矯正装置を装着する方法です。取り外しが可能で、食事や歯磨きの際に便利です。目立ちにくいため、審美的な抵抗感が少ないというメリットがありますが、装着時間を守るなど、お子さまの協力が不可欠です。

口腔筋機能療法(MFT)

口腔筋機能療法は、口周りの筋肉のバランスを整えることで、出っ歯の改善を目指す方法です。舌の位置や口呼吸などの悪習慣を改善し、自然な歯列形成を促します。この方法は、特に軽度の出っ歯の改善に効果的です。

生活習慣の改善

出っ歯の原因となる生活習慣を見直すことも重要です。指しゃぶりや口呼吸、舌癖などの習慣を早期に改善することで、出っ歯の進行を防げます。

外科的治療

重度の出っ歯の場合、外科的な治療が必要になることがあります。例えば、顎の骨の位置を調整する手術が行われることがあります。

ただし、これは成長が完了した後に検討されることが一般的です。

子どもが出っ歯になるのを防ぐには

子どもが出っ歯になるのを防ぐにはどうすればよいか説明する歯科医師

子どもの出っ歯を予防するためには、日常生活の中での習慣や環境を見直すことが重要です。以下に、日常生活の中で注意すべきポイントをお伝えします。

生活習慣を見直す

指しゃぶりや舌癖、口呼吸などを早めに改善することで、出っ歯の予防につながります。例えば、指しゃぶりをやめさせるためには、子どもが安心できる環境を整えたり、代わりとなるおもちゃを与えたりすることが効果的です。

必要に応じて小児歯科や耳鼻科と連携して、習癖の改善をサポートしてもらうことも検討しましょう。

また、顎の発達を促すために、硬い食べ物を積極的に摂取することは非常に重要です。りんごやにんじんなどの硬い食材を日常的に取り入れることで、自然な咀嚼運動が促され、顎の筋肉や骨の発育がサポートされます。

バランスの取れた食事を心がければ、全身の健康とともに口腔内の健康も維持できます。

舌や口周りの筋肉のトレーニング

舌の位置や口周りの筋肉の使い方を改善することも、出っ歯の予防に役立ちます。例えば、舌を正しい位置に保つ練習や、口を閉じる筋肉を鍛えるトレーニングを行うことで、歯列のバランスを保てます。

定期的な歯科検診

定期的に歯科検診を受ければ、出っ歯の兆候を早期に発見し、適切な対応を取ることが可能です。特に、成長期の子どもは顎や歯の発育が進むため、早期に問題を発見することで、軽度の矯正や生活習慣の改善だけで対応できる場合もあります。

まとめ

出っ歯の治療を受け笑顔になる子ども

出っ歯は見た目の問題だけではなく、子どもの成長過程において、噛み合わせや発音、心理面、そして将来の健康にまで大きな影響を及ぼすことがあります。出っ歯の原因は生活習慣や遺伝、癖など様々ですが、早期に対応することで、治療効果も高まります。

お子さまの口元や歯並びに少しでも気になる点があれば、早めに歯科医院にご相談ください。

子どもの出っ歯の治療を検討されている方は、埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、患者様の求める治療を実現することを第一に考えて診療を行っています。虫歯・歯周病治療だけでなく、予防歯科や審美歯科、矯正治療など、さまざまな治療に力を入れています。

当院のホームページも、ぜひ一度ご覧ください。

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