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床矯正とは?治療できる症例とできない症例、費用と期間を徹底解説!

2025年1月23日

こんにちは。埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」です。

床矯正をしている女の子

床矯正とは、主に成長期の子どもを対象とする矯正方法です。歯並びや咬み合わせを改善するために、顎や骨が正しく成長するようサポートします。

この記事では、具体的な治療内容や適応症例、メリット・デメリットについて詳しく解説します。治療期間や費用の目安、さらには他の小児矯正との併用についてもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

床矯正とは

床矯正で使用する装置

床矯正とは、歯や顎の成長を利用して、歯が正しい位置に並ぶためのスペースを確保する治療法です。矯正装置は、土台となるレジン製の床と、金属製のバネやネジで構成されています。装置は取り外しが可能なため、治療中でも日常生活に合わせた柔軟に対応できます。

床矯正は、主に成長期の子どもを対象とした矯正方法で、歯や顎の発育に働きかける点が特徴に挙げられます。顎が小さく歯が並ぶスペースが不足している場合に有効で、装置のネジを回してプレートの幅を広げ、徐々に顎を拡大していきスペースを確保します。

ただし、装置の装着を怠ると効果は得られません。そのため、お子さま自身が矯正の重要性を理解することや、保護者の方の協力が治療の成功には欠かせないでしょう。

床矯正で治療できる症例とできない症例

歯並びが悪い男の子

ここからは、床矯正で治療できる症例とできない症例を詳しく見ていきましょう。

床矯正で治療できる症例

床矯正で治療できる主な症例は、以下のとおりです。

軽度な叢生(そうせい)

叢生とは、歯が重なって凸凹に生えている状態です。主に、歯が並ぶ十分なスペースが足りないことが原因に挙げられます。軽度の叢生であれば、床矯正で改善が可能です。

交叉咬合(こうさこうごう)

通常、正しい噛み合わせは上の歯が下の歯を覆った状態です。交叉咬合とは、この上下の噛み合わせが一部反対になっている状態です。主に上顎が小さいことが原因で、床矯正で上顎を装置で広げれば改善できます。

軽度の出っ歯や受け口

出っ歯とは上の前歯が下の前歯よりも大きく突出している歯並びで、受け口とは上の前歯よりも下の前歯が前に出ている歯並びです。軽度の出っ歯や受け口であれば、床矯正で上下の顎の成長のバランスを調整することで、改善できる場合があります。

床矯正で治療が難しい症例

以下のような症例では、床矯正のみでの治療が難しいとされています。

重度の叢生

歯の重なりが非常に大きい場合や、顎のサイズと歯の大きさが極端にアンバランスな場合は、床矯正だけでは対応しきれないことがあります。このような場合は、他の矯正治療への変更や併用が必要になることが多いでしょう。

骨格性の不正咬合

顎の骨格自体に問題がある出っ歯や受け口は、床矯正のみでの改善は難しいでしょう。骨格に問題がある場合は、外科手術が必要になるケースもあります。

床矯正のメリット・デメリット

床矯正のメリット・デメリットのイメージ

ここでは、床矯正のメリットとデメリットをご紹介します。

床矯正のメリット

床矯正には、さまざまなメリットがあります。

床矯正装置は取り外しが可能なため、通常通り食事や歯磨きを行えます。矯正装置に食べ物が挟まったり、矯正装置が邪魔で歯磨きがしにくくなったりしないので、口腔内を清潔に保ちやすいでしょう。固定式の装置と比べて、虫歯のリスクが低い点は大きな魅力です。

また、矯正治療では歯が正しく並ぶスペースが足りない場合、抜歯が必要になることがあります。床矯正では、顎を拡大することで歯の並ぶスペースを確保するため、抜歯を回避できる場合があるのです。

他にも、顎の成長を利用して時間をかけて治療を進めるため、痛みが少ない点も大きなメリットと言えます。

床矯正のデメリット

床矯正のデメリットには、自己管理が必要であることや、治療できる症例に限りがあることなどが挙げられます。

床矯正は取り外しが可能なため、自己管理が必要です。お子さまが装置を決められた時間装着しなければ、効果が得られない場合があります。特に、小さな子どもには、継続的な装着が負担になることもあるでしょう。そのため、保護者の方の協力が不可欠です。

また、重度の歯列不正や骨格性の問題など、床矯正だけでは対応できない症例があります。その場合は、他の治療法との併用が必要です。

床矯正の治療期間

床矯正の治療期間のイメージ

床矯正の治療期間は患者様によって異なりますが、一般的には1年から3年程度が目安とされています。軽度な症例の場合は、6か月から1年程度で終わることもあります。

一方、症状が複雑な場合、治療期間が長くなる傾向にあります。この場合は床矯正単独ではなく、他の治療法との併用が検討されることもあるでしょう。

治療期間は、患者様がどれだけ装置をしっかり装着するかにも左右されます。決められた時間を守れない場合、治療が長引くことがあります。

床矯正の費用

床矯正にかかる費用のイメージ

床矯正の費用は、20万円〜50万円程度が一般的な目安です。

治療期間が長くなるほど調整料や診察料がかかり、トータルの費用が高くなります。他にも、顎の状態や歯列不正の程度が複雑である場合、追加の装置や処置が必要になることがあります。それに伴って費用も増加するでしょう。

また、床矯正は基本的には保険適用外の自由診療です。そのため、歯科医院ごとに費用が異なります。詳しい費用を知りたい方は、一度歯科医院で相談してみてください。

床矯正は、医療費控除の対象となる場合があります。医療費控除とは、一年間の医療費が一定額を超える場合、確定申告を行うことで所得税の還付を受けられる制度です。

一度患者様が治療費を支払う必要がありますが、申請することで実質的な費用負担を減らせます。矯正治療を検討する際には、医療費控除についても事前に確認しておくとよいでしょう。

床矯正と他の小児矯正の併用について

床矯正と他の小児矯正の併用について紹介する歯科医師

他の小児矯正治療と併用することで、床矯正の治療効果を高められる場合があります。特に、床矯正で顎の拡大を終えた後に、他の矯正方法で歯を正しい位置に並べるケースが一般的です。

ここでは、ワイヤー矯正とマウスピース矯正との併用についてご紹介します。

ワイヤー矯正との併用

床矯正は主に歯を綺麗に並べるためのスペースの拡大を担当し、ワイヤー矯正は歯の位置を整える役割を担います。床矯正で顎の幅を広げて歯が並ぶスペースを確保した後、ブラケットとワイヤーを用いた固定式の矯正装置で歯並びを微調整します。

マウスピース矯正との併用

床矯正で顎のスペースを確保した後、マウスピース型矯正装置を使用して仕上げることも可能です。マウスピース矯正で使用する矯正装置は透明で目立ちにくいため、学校などでも見た目を気にすることなく過ごせるでしょう。

併用するメリットと注意点

他の矯正装置を併用することで、床矯正単独では対応しきれない症例にも柔軟に対応できます。また、床矯正と他の装置を組み合わせることで、治療の精度をさらに高められるでしょう。

ただし、他の装置を併用する場合、追加の費用がかかることがあります。併用する装置によって費用は異なるので、事前にクリニックで確認しておくことが重要です。

まとめ

床矯正で綺麗になった歯を見せて笑う女の子たち

床矯正では取り外し可能な装置を使うため、衛生管理がしやすい治療法です。顎の成長を利用して歯が綺麗に並ぶスペースを確保するため、抜歯を回避できる可能性がある点がメリットです。

しかし、治療を成功させるためには、装置を継続的に装着する必要があります。また、適応症例にも制限があるため、すべての方に使用できるわけではありません。

治療期間や費用は個々の症例によって異なり、他の矯正方法との併用が必要になる場合もあります。例えば、床矯正で顎を広げた後にワイヤー矯正やマウスピース矯正をすれば、治療の精度を高めることができるのです。

床矯正を含めた矯正治療を検討する際には、矯正専門の歯科医師に相談し、詳しい診断と治療計画を立てることが重要です。

床矯正を検討されている方は、埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、患者様の求める治療を実現することを第一に考えて診療を行っています。虫歯・歯周病治療だけでなく、予防歯科や審美歯科、矯正治療など、さまざまな治療に力を入れています。

当院のホームページも、ぜひ一度ご覧ください。

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