2026年10月23日 ブログ

ブラッシング指導とは?受けるメリットや内容、自宅での歯磨きのポイントも

こんにちは。埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」です。

ブラッシング指導について伝える歯科衛生士の女性

毎日歯を磨いていても「きちんと磨けているのかわからない」という方や、歯科医院で磨き残しを指摘されたことがある方もいるのではないでしょうか。歯磨きは毎日の習慣だからこそ、自分では磨き方の癖や汚れが残りやすい場所に気づきにくいものです。

歯科医院で行うブラッシング指導では、お口の状態を確認し、一人ひとりに合わせた歯ブラシの当て方や動かし方、補助清掃用具の使い方などを学びます。正しいセルフケアを身につけることは、虫歯や歯周病を予防するうえでも大切です。

この記事では、ブラッシング指導とはどのようなものなのか解説します。受けるメリットや具体的な内容、自宅で歯を磨く際のポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ブラッシング指導とは

歯科医院のブラッシング指導の様子

ブラッシング指導は、毎日の歯磨きをより効果的に行えるように、歯科医院で磨き方を確認するものです。単に歯ブラシの動かし方を教わるだけではありません。普段の磨き方を確認しながら、汚れが残っている場所や、その部分に毛先を届ける方法などを一緒に確認します。

歯並びや歯ぐきの状態は一人ひとり異なるため、注意して磨きたい場所も同じではありません。たとえば、歯が重なっている部分があれば、歯ブラシをいつもと同じ向きで動かすだけでは毛先が届きにくいことがあります。

また、歯と歯の間は歯ブラシだけでは十分に清掃しにくいため、必要に応じてデンタルフロスや歯間ブラシを使います。

ブラッシング指導では、どの歯に汚れが残りやすいのか、歯ブラシをどこから当てればよいのかといった点を、自分のお口を確認しながら覚えていきます。

普段の歯磨きを何となく続けるのではなく、自分が磨きにくい場所を知り、自宅でも同じようにケアできるようにすることがブラッシング指導の大切な役割です。

ブラッシング指導を受けるメリット

ブラッシング指導を受けるメリットのイメージ

ブラッシング指導では、普段の磨き方や汚れが残りやすい場所を確認し、自分のお口に合ったケアの方法を学べます。ここでは、ブラッシング指導を受けることで得られるメリットを詳しく解説します。

磨き残しがある場所を把握できる

毎日歯を磨いていても、すべての歯に同じように毛先が届いているとは限りません。歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目、奥歯などは、歯垢(プラーク)が残っていないか注意して確認したい場所です。ブラッシング指導では、お口の中を確認しながら、歯垢が残っている部分を確かめます。

歯科医院によっては染め出し液を使い、磨き残した部分に色をつけて確認することもあります。色がついた場所を鏡で見ると「奥歯の内側が磨けていなかった」「歯と歯ぐきの境目に歯垢が残っていた」など、自分では気づきにくい部分を把握しやすくなります。

磨き残しがある場所がわかれば、毎日の歯磨きでどこに毛先を当てればよいのかも意識しやすくなります。自分が苦手としている場所を知ることは、日々の歯磨きをより丁寧に行うために大切です。

自分に合った歯の磨き方を学べる

歯並びや歯ぐきの状態によって、磨きにくい場所は異なります。たとえば、歯が重なっている部分では、歯ブラシを正面から当てるだけでは毛先が届きにくいことがあります。

ブラッシング指導では、実際のお口を見ながら、歯ブラシを当てる位置や角度、動かし方を確認します。歯科医院では、実際に歯ブラシを動かしながら、奥歯や歯が重なっている部分に毛先をどのように当てればよいのかを練習します。

むし歯や歯周病の予防につながる

歯垢は、歯の表面に付着する細菌のかたまりです。むし歯や歯周病の原因となるため、毎日の歯磨きでできるだけ取り除くことが大切です。

ブラッシング指導では、歯垢が残りやすい場所を確認し、歯ブラシをどの位置に、どのように当てればよいのかを練習します。ブラッシング指導で確認した磨き方を毎日の歯磨きに取り入れることで、磨き残しを減らし、むし歯や歯周病の予防につなげることができます。

なお、歯垢が硬くなって歯石になると、歯ブラシでは取り除けません。歯石が付着している場合は、歯科医院で専用の器具を使って除去します。毎日の歯磨きと歯科医院でのケアを組み合わせ、お口を清潔に保つことが大切です。

歯ブラシや補助清掃用具の選び方がわかる

歯ブラシには、ヘッドの大きさや毛の硬さなどに違いがあります。そのため、患者さんごとに選ぶことが大切です。

また、歯と歯の間は歯ブラシだけでは汚れを落としにくいため、デンタルフロスや歯間ブラシを併用します。歯と歯の隙間が狭い部分にはデンタルフロス、隙間が広い部分には歯間ブラシを使用します。

ブラッシング指導では、お口の中を確認し、どの清掃用具をどこに使うのかをお伝えします。とくに歯間ブラシはサイズ選びが重要で、大きすぎるものを無理に通すと歯や歯ぐきを傷つける可能性があります。

自分で判断するのが難しい場合は、歯科医院で実際に確認してもらうとよいでしょう。

ブラッシング指導で行うこと

お口の中の状態を確認する様子

ここでは、歯科医院で行うブラッシング指導の主な内容を順番に解説します。

お口の中の状態を確認する

ブラッシング指導では、まず歯や歯ぐきの状態を確認します。歯が重なっているところや歯ぐきが腫れているところなどを見て、歯磨きの際に注意が必要な場所を確認していきます。

たとえば、歯が重なっているところは、歯ブラシを横に動かすだけでは毛先が届かないことがあります。ブリッジが入っているところも、歯ブラシだけでは汚れを落としにくい部分があります。

こうした場所を患者さんと一緒に確認しながら「ここは歯ブラシの向きを変える」「ここには歯間ブラシを使う」など、自宅で実践できる磨き方を具体的にお伝えします。

磨き残しを確認する

ブラッシング指導では、歯垢が残っている場所も確認します。歯垢は歯と似た色をしているため、見ただけではわかりにくいことがあります。その場合は、歯垢に色をつける染め出しを行うことがあります。

染め出した部分を鏡で見ると、奥歯の内側に汚れが残っている、歯と歯ぐきの境目が磨けていないなど、普段の歯磨きで見落としている場所がわかります。どこに歯垢が残っているのかがわかれば、次に磨くときに注意する場所も明確になります。

歯ブラシの持ち方や動かし方を練習する

ブラッシング指導では、歯ブラシの持ち方や動かし方を実際に練習します。歯ブラシは強く握ると余計な力が入りやすいため、鉛筆を持つように軽く握る方法があります。

磨くときは毛先を歯に当て、1~2mm程度の幅を目安に小刻みに動かします。一度に広い範囲を磨こうとせず、1~2本ずつ順番に磨いていきましょう。

練習では、患者さんに実際に歯ブラシを動かしてもらいながら、力が強すぎないか、動かす幅が大きくなっていないかなどを確認します。自宅でも同じように磨けるよう、その場で一緒に練習することが大切です。

デンタルフロスや歯間ブラシの使い方を確認する

歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届きにくいため、デンタルフロスや歯間ブラシを使って汚れを取り除きます。

ブラッシング指導では、患者さんのお口を見ながら、どの場所にデンタルフロスや歯間ブラシを使うのかを確認します。デンタルフロスは歯と歯の間に通したあと、歯の側面に沿わせて動かします。

歯間ブラシを使う場合は、歯と歯の隙間に合ったサイズを選ぶことが大切です。大きすぎるものを無理に入れると、歯や歯ぐきを傷つけるおそれがあります。歯科医院では実際に使いながら、入れる方向や動かし方、サイズなどを確認します。

初めて使う方には、歯や歯ぐきを傷つけないよう、歯科衛生士が使い方を確認しながら丁寧にお伝えします。

自宅で歯磨きをするときのポイント

自宅で歯磨きをするときのポイントのイメージ

ここでは、自宅で歯を磨くときに意識したいポイントを解説します。

歯ブラシを歯面にきちんと当てる

歯磨きでは、歯ブラシを動かすだけでなく、毛先が歯にきちんと当たっているかを確認することが大切です。

歯の表側だけでなく、裏側や噛み合わせの面にも毛先を当てて磨きます。とくに歯と歯ぐきの境目や奥歯は歯垢が残りやすいため、鏡を見ながら毛先の位置を確認するとよいでしょう。

歯が重なっているところや奥歯のうしろ側などは、いつもと同じ当て方では毛先が届かないことがあります。その場合は、歯ブラシの向きを変えたり、先端部分を使ったりして磨きます。

時間をかけて磨くことだけを意識するのではなく、1本ずつ毛先が当たっているかを確かめながら磨きましょう。

軽い力で小刻みに動かす

歯磨きをするときは、汚れを落とそうとして歯ブラシを強く押し付ける必要はありません。力を入れすぎず、毛先を歯に当てた状態で小刻みに動かします。

歯ブラシを大きく動かすと、歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目などに毛先が当たりにくくなることがあります。1~2本ずつ磨くイメージで、細かく動かすとよいでしょう。

磨く順番を決める

毎回同じ順番で磨くようにすると、磨き残しを減らしやすくなります。たとえば、右上の奥歯から前歯、左上の奥歯へと順番に磨き、次に下の歯も同じように端から反対側へ進めます。表側を磨いたら裏側、奥歯では噛み合わせの面も忘れずに磨きましょう。

必ずこの順番で磨かなければならないという決まりはありません。自分が覚えやすい順番を決め、毎日同じ流れで磨くことがポイントです。

磨きにくい場所を意識する

歯磨きでは、歯垢が残りやすいところを意識して磨くことが大切です。とくに奥歯の噛み合わせ、歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間は、磨き残しに注意したい場所です。

歯が重なっているところや奥歯のうしろ側なども、歯ブラシの毛先が届きにくいことがあります。ブラッシング指導で磨き残しを指摘された場所があれば、その部分に毛先をきちんと当てて丁寧に磨きましょう。

また、歯と歯の間は歯ブラシだけでは十分に汚れを取りにくいため、デンタルフロスや歯間ブラシも使います。

まとめ

ブラッシング指導を受けて自宅で丁寧に歯磨きをする女性

ブラッシング指導では、歯や歯ぐきの状態、歯垢が残っている場所などを確認し、一人ひとりのお口に合わせた歯の磨き方を練習します。歯ブラシの持ち方や動かし方だけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシの選び方・使い方を知ることもできます。

自宅で歯を磨くときは、毛先を歯にきちんと当て、軽い力で小刻みに動かすことがポイントです。また、磨く順番を決め、奥歯や歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間など、歯垢が残りやすい場所まで丁寧に磨きましょう。

毎日歯を磨いていても、正しく磨けているのか自分ではわかりにくいことがあります。歯磨きの仕方に不安がある方は、歯科医院で自分のお口に合った磨き方を確認してみましょう。

お口の健康を守りたいとお考えの方は、埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、患者様の求める治療を実現することを第一に考えて診療を行っています。虫歯・歯周病治療だけでなく、予防歯科や審美歯科、矯正治療、インプラント治療など、さまざまな治療に力を入れています。

当院のホームページも、ぜひ一度ご覧ください。

河野 哲 院長

■この記事の監修者

河野 哲 院長

経歴
  • 1989年 明海大学歯学部 卒業
  • 1989年 明海大学歯学部付属病院 勤務
  • 1992年 埼玉県の歯科医院にて研鑽を積む
  • 1994年 河野歯科クリニック 開業
所属機関
  • 日本口腔衛生学会 会員
  • 日本審美歯科学会 会員
  • 日本歯周病学会 会員

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