歯周病を予防するために!今日からできるセルフケアと歯科医院で行うこと
こんにちは。埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」です。

歯周病は、決して特別な人だけがかかるものではなく、誰にでも起こり得る身近な病気です。日本人が歯を失う原因として虫歯と並ぶ代表的な存在でありながら、初期段階ではほとんど自覚症状がないため、気づかないうちに進行しているケースも少なくありません。
放っておくと歯ぐきだけでなく全身の健康にも悪影響を及ぼすこともありますが、日々のセルフケアと定期的な歯科受診を組み合わせることで、予防できる疾患でもあります。
今回は、歯周病とはどのような病気か、予防するためにはどうしたらいいのか解説します。歯周病を予防したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
歯周病とは

歯周病とは、歯垢(プラーク)の中に存在する細菌などが関係して歯ぐきに炎症が起こり、進行すると歯を支える歯槽骨などの歯周組織が破壊される病気です。
歯と歯ぐきの境目に歯垢がたまった状態が続くと、歯ぐきが赤くなったり、腫れたり、歯磨きの際に出血したりすることがあります。
歯周病は、進行の程度によって歯肉炎と歯周炎に分けられます。炎症が主に歯ぐきに限られている状態が歯肉炎です。
一方、炎症が歯ぐきの内部へ広がり、歯を支えている歯槽骨などの組織が破壊されている状態を歯周炎といいます。
歯周病で注意したいのは、初期には強い痛みを感じない場合があることです。進行すると歯ぐきが下がる、口臭が気になる、歯が動くなどの症状が現れることがあり、さらに歯を支える組織の破壊が進めば、歯を維持することが難しくなる場合もあります。
歯周病は初期の段階では気づきにくいことがあるため、歯ぐきからの出血や腫れなど、わずかな変化にも目を向けることが大切です。
また、自覚症状がなくても歯周病が進行している可能性があるため、気になる症状がある場合はもちろん、症状がない場合も定期的に歯科医院で口腔内の状態を確認してもらいましょう。
歯周病を予防するために自宅でできること

歯周病の予防には、歯科医院でのケアだけでなく、毎日の生活の中で口腔内を清潔に保つことが欠かせません。ここでは、歯周病を予防するために自宅でできることについて解説します。
毎日丁寧に歯を磨く
歯周病予防の基本は、毎日の歯磨きで歯垢を取り除くことです。歯垢は単なる食べかすではなく、細菌などが集まったもので、歯周病の発症や進行に深く関係しています。
特に丁寧に磨きたいのが、歯と歯ぐきの境目です。この部分に歯垢が残ると、歯ぐきに炎症が起こる原因になります。歯の表面だけではなく、歯と歯ぐきの境目に歯ブラシの毛先を当て、細かく動かして磨きましょう。
力を入れて磨けば、歯垢がよく落ちるとは限りません。強すぎる力で磨き続けると、歯ぐきや歯の表面を傷つける可能性があります。力任せに動かすのではなく、毛先を必要な場所に当てて丁寧に磨くことが大切です。
歯並びや歯ぐきの状態によって、磨き残しやすい場所は異なります。歯科医院で自分の磨き残しを確認し、口の状態に合った歯ブラシの当て方や動かし方を身につけましょう。
デンタルフロスや歯間ブラシを使用する
歯周病を予防するには、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使って歯と歯の間も清掃することが大切です。歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届きにくく、歯垢が残りやすい場所だからです。
デンタルフロスは歯と歯の間に通し、歯の側面に付着した歯垢を取り除くために使います。歯の側面に沿わせるように動かし、勢いよく歯ぐきに当てないようにしましょう。
一方、歯間ブラシは歯と歯の間に隙間がある部分の清掃に使用します。さまざまな太さがあるため、隙間の広さに合ったサイズを選ぶことが重要です。大きすぎる歯間ブラシを無理に入れると歯ぐきを傷つける可能性があり、小さすぎるものでは歯垢を十分に取り除けない場合があります。
どのサイズが自分に合うか迷った場合は、歯科医師や歯科衛生士に確認しましょう。
食生活を見直す
歯周病予防というと歯磨きを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、歯や歯ぐきの健康を保つためには、毎日の食生活にも目を向けることが大切です。さまざまな食品を取り入れ、必要な栄養をバランスよくとることを意識しましょう。
たとえば、肉や魚、卵、大豆製品などに含まれるたんぱく質は、体の組織をつくるために必要な栄養素です。また、野菜や果物などからは、体の健康維持に必要なビタミンやミネラルなどを摂取できます。
一つの食品だけに偏るのではなく、主食・主菜・副菜を組み合わせると、さまざまな栄養素をとりやすくなります。
喫煙習慣を見直す
歯周病を予防するためには、喫煙習慣を見直すことも大切です。たばこを吸う方は、吸わない方と比べて歯周病にかかりやすく、歯周病が悪化しやすいことがわかっています。
たばこの煙に含まれる有害物質は、歯ぐきの血流を低下させます。その影響によって歯ぐきに酸素や栄養が届きにくくなり、歯周病への抵抗力や傷を治す力にも影響を及ぼします。
また、歯ぐきの血流が低下すると、歯周病になっていても出血や腫れが目立ちにくくなることがあります。そのため、自分では歯ぐきの異常に気づきにくい場合もあります。さらに、喫煙は歯周病の治療効果にも影響します。
歯と歯ぐきを守るためにも、喫煙している方は禁煙について考えることが大切です。
歯周病を予防するために歯科医院で行うこと

歯周病は初期には自覚症状が少なく、自分だけでは口の中の変化に気づけないことがあります。
また、歯垢が石灰化してできた歯石は、歯磨きでは取り除くことができません。そのため、自宅でのケアに加えて、歯科医院で定期的に口の中の状態を確認し、必要なケアを受けることが大切です。
ここでは、歯周病を予防するために歯科医院で受けられるサポートについて解説します。
定期的な歯科検診
歯周病を予防するためには、症状がなくても定期的に歯科検診を受けることが大切です。歯周病は初期の段階では痛みなどを感じにくく、自分では歯ぐきの変化に気づかないことがあります。
歯科検診では、歯ぐきの腫れや出血、歯垢・歯石の付着などを確認します。また、歯と歯ぐきの間にある歯周ポケットの深さを測り、歯ぐきの状態を調べます。
定期的に口の中を確認することで、歯周病の兆候を早い段階で見つけやすくなります。また、自分では気づかなかった磨き残しや歯ぐきの変化を知ることで、ふだんの歯磨きを見直すきっかけにもなります。
専門的なクリーニング
歯科医院では、歯周病予防のために専用の器具を使ったクリーニングを行います。
特に取り除く必要があるのが歯石です。歯石は、歯に付着した歯垢が唾液に含まれるカルシウムやリンなどの影響で石灰化し、硬くなったものです。一度歯石になると、歯ブラシでは取り除くことができません。
さらに、歯石の表面はざらざらしているため、歯周病の原因となる歯垢が付着しやすくなります。そのため、歯科医院ではスケーラーと呼ばれる専用の器具などを使い、歯に付着した歯石を取り除きます。
ただし、クリーニングを受ければ歯周病を予防できるというわけではありません。歯垢は日々付着するため、歯科医院で歯石などを取り除いたあとも、毎日の歯磨きや歯間清掃を続けることが大切です。
ブラッシング指導
毎日歯を磨いていても、いつも同じ場所に歯垢が残っていることがあります。歯並びや歯ぐきの状態は一人ひとり異なるため、磨きにくい場所も人によって違います。歯周病を予防するには、自分の口に合った磨き方を身につけることが大切です。
歯科医院のブラッシング指導では、歯垢が残っている場所を確認しながら、歯ブラシを当てる位置や動かし方、力加減などを教えてもらえます。たとえば、歯と歯ぐきの境目や奥歯など、自分では磨いているつもりでも歯垢が残りやすい場所を知ることができます。
また、歯と歯の間は歯ブラシだけでは磨きにくいため、必要に応じてデンタルフロスや歯間ブラシの使い方も確認します。歯間ブラシは歯と歯の隙間に合ったサイズを選ぶことも重要です。
ブラッシング指導で自分の磨き方の癖や磨き残しやすい場所を知り、教わった方法を毎日の歯磨きに取り入れることで、歯垢の除去につなげられます。
まとめ

歯周病を予防するためには、自宅で行うセルフケアと歯科医院で受けるケアの両方が大切です。
自宅では、歯と歯ぐきの境目まで丁寧に磨き、デンタルフロスや歯間ブラシを使って歯と歯の間の歯垢も取り除きましょう。また、バランスのよい食生活を意識し、喫煙している方は喫煙習慣を見直すことも重要です。
歯周病は初期には自覚症状が少なく、自分では気づきにくいことがあります。そのため、症状がなくても定期的に歯科検診を受け、歯や歯ぐきの状態を確認してもらいましょう。
歯科医院では、歯磨きでは取り除けない歯石の除去や、自分の口に合ったブラッシング方法の指導も受けられます。
毎日のセルフケアを続けながら歯科医院で定期的な管理を受け、歯周病から歯と歯ぐきを守っていきましょう。
歯周病の症状にお悩みの方は、埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、患者様の求める治療を実現することを第一に考えて診療を行っています。虫歯・歯周病治療だけでなく、予防歯科や審美歯科、矯正治療、インプラント治療など、さまざまな治療に力を入れています。
当院のホームページも、ぜひ一度ご覧ください。

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■この記事の監修者
河野 哲 院長
経歴
- 1989年 明海大学歯学部 卒業
- 1989年 明海大学歯学部付属病院 勤務
- 1992年 埼玉県の歯科医院にて研鑽を積む
- 1994年 河野歯科クリニック 開業
所属機関
- 日本口腔衛生学会 会員
- 日本審美歯科学会 会員
- 日本歯周病学会 会員