PMTCとは?歯科医院で受けられるお口のクリーニングの流れとメリット
こんにちは。埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」です。

毎日の歯磨きだけでは、どうしても落としきれない汚れや細菌が蓄積していきます。特に、歯と歯の間や歯ぐきの境目などは、丁寧に磨いているつもりでも磨き残しが出やすい場所です。
そこで注目されているのが、PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)という、歯科医院で受けられる専門的なクリーニングです。
今回は、PMTCとはどのような処置か詳しく解説します。PMTCで得られるメリットや流れもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
PMTCとは

PMTCとは、歯科医院で受けられる専門的な歯のクリーニングのことです。歯科医師や歯科衛生士が、専用の機器や薬剤を使って歯の表面や歯と歯の間、さらには歯ぐきの境目にある汚れを徹底的に取り除きます。
自宅での歯磨きでは落としきれない歯垢(プラーク)や、時間が経って硬くなった歯石、さらにステインなどの着色汚れにも対応できる点が大きな特徴です。虫歯や歯周病を未然に防ぎ、健康で美しい口元を保つために、PMTCはとても効果的な方法といえるでしょう。
PMTCの流れ

PMTCは、いくつかのステップに分けて丁寧に進められます。ここでは、一般的な流れを確認していきましょう。
口腔内のチェックと歯垢の染め出し
PMTCは、まず歯科医師や歯科衛生士によるお口の中のチェックから始まります。単にむし歯や歯ぐきの状態を見るだけでなく、歯垢がどこにたまりやすいか、歯並びや噛み合わせに問題がないかといった点も確認するための大切なステップです。
必要に応じて、歯垢の染め出しを行うこともあります。専用の染色液を使って、目に見えにくいプラークを色で浮かび上がらせる方法です。
染め出しによって、普段の歯みがきで磨き残しがちな部分がはっきりとわかるようになります。その結果、どの箇所を重点的にケアすればよいかを患者さま自身が把握しやすくなります。
歯石の除去
PMTCの工程では、まず専用の器具を使用して歯垢(プラーク)を徹底的に除去します。
プラークは歯や歯ぐきの周りに付着しており、放置すると虫歯や歯周病の原因となります。細かい部分まで丁寧に清掃を行い、日常の歯みがきでは落としきれない汚れを取り除いて口内を清潔にします。
歯の清掃
スケーリングで歯石を除去したら、次は歯の表面にこびりついた歯垢や着色汚れを専用の器具で丁寧に除去していきます。使用するのは専用のブラシやゴム製のカップ、細かい粒子の入ったペーストなどで、歯の表面はもちろん、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目までしっかりと清掃します。
歯間部と歯周ポケットの洗浄
次に、歯ブラシや通常のケアでは届きにくい、歯と歯の間や歯周ポケットの中まで丁寧に洗浄します。専用のチップや細いブラシを使って、歯のすき間や歯肉の溝に残ったプラークや汚れを慎重に取り除くことで、歯周病のリスクを減らします。
フッ素塗布
最後の仕上げとして行われるのがフッ素の塗布です。フッ素には歯質を強化し、初期の虫歯を修復する再石灰化を促す効果があるため、クリーニング後の口腔環境をさらに強化する目的で使用されます。
PMTC後に塗布することで、フッ素の成分が歯により浸透しやすくなり、高い予防効果が期待できます。
PMTCのメリット

PMTCには、見た目の美しさを保つだけでなく、口腔内の健康を総合的にサポートする多くのメリットがあります。以下で詳しくご紹介していきます。
虫歯や歯周病の予防に効果的
PMTCは、虫歯や歯周病の原因となるプラークやバイオフィルムを徹底的に取り除くことで、口腔内のトラブルを未然に防げます。歯垢は時間が経つと歯石へと変化し、通常の歯磨きでは取り除くことができなくなります。
PMTCでは専用の器具を用いてこれらを除去するため、虫歯菌や歯周病菌の繁殖を抑え、健康な口腔環境を維持できます。特に歯周病は初期段階で自覚症状が少ないため、定期的なPMTCによるメンテナンスが重要です。
歯の着色・口臭の予防
コーヒーや紅茶、ワインなどの飲食物によって付着するステインは、時間とともに歯に沈着し、見た目の印象を損なう原因となります。PMTCでは、専用の研磨剤と器具を使ってこれらの着色汚れを丁寧に除去するため、歯本来の自然な白さを取り戻すことができます。
また、口臭の主な原因となるプラークや歯石、舌の汚れなどをPMTCで除去できれば、口臭の改善・予防も可能です。
口腔内の健康意識が高まる
PMTCを定期的に受けていると、自然と自分の口腔内の状態に関心が高まり、自宅での歯みがきやケアの質も向上しやすくなります。歯科衛生士からのアドバイスを受けながら、自分の磨き方や生活習慣を見直すきっかけにもなります。
セルフケアの質が向上する
PMTCでは、歯科衛生士によるブラッシング指導やセルフケアのアドバイスを受けることができます。自分では見落としがちな磨き残しの傾向や、使用する歯ブラシの選び方など、実践的な指導を通じて日常のブラッシングの質が向上します。
これによって、毎日のセルフケアがより効果的になり、虫歯や歯周病のリスクを下げることができます。
早期発見・早期治療につながる
PMTCは、歯科医師や歯科衛生士による専門的なケアの一環として行われるため、定期的に通うことで自然とお口の中をチェックしてもらえる習慣ができます。そのため、虫歯や歯周病といったトラブルを早い段階で発見し、治療につなげることができるのです。
見た目ではわからないような小さな異変にも気づけるのが、プロによるケアならではの強みです。早期に対応できれば、治療の負担も少なく、結果的に歯を長く健康に保つことにもつながります。
PMTCのデメリット

一方で、PMTCには注意すべき点もあります。
保険が適用されない
PMTCは予防を目的とした処置であるため、基本的には健康保険の適用外となります。そのため、費用は全額自己負担となり、1回あたり5,000円〜1万5,000円程度が相場とされています。歯科医院によって設定金額に差があるため、事前に確認しておくと安心です。
費用がかかるという点はデメリットの一つですが、虫歯や歯周病の予防にかかる費用と比べて考えると、長期的な視点ではコストパフォーマンスが高いという考え方もできます。ご自身のライフスタイルや予算に合わせて、納得のうえで取り入れることが大切です。
知覚過敏の症状が出ることがある
PMTCでは、歯の表面を磨く際に専用のペーストや器具を使用しますが、歯のエナメル質が薄くなっていたり、歯ぐきが下がっていたりすると、一時的に知覚過敏のような症状が現れることがあります。冷たいものがしみたり、歯がズキッとしたりする感覚が出る場合もありますが、通常は数日でおさまります。
効果は永久ではない
PMTCは一度受けたら永続的に効果が続くわけではありません。歯の表面には時間とともに再び汚れが付着し、プラークや歯石がたまりやすくなります。そのため、定期的に受けることが大切です。
一般的には3か月ごとに行うことが推奨されています。また、PMTCだけでなく、自宅での歯磨きやフロスによる日々のケアも重要です。歯科医院でのケアと毎日のセルフケアを組み合わせることで、より高い予防効果が期待できます。
PMTCの頻度

PMTCは1回行えば終わりというものではなく、継続して行うことでその効果を実感できるメンテナンスです。一般的に推奨されているのは、3か月に1回のペースです。これは、歯の表面に付着するプラークやバイオフィルムが、3か月ほどで再び増えてくるとされているためです。
ただし、患者さまの口腔状態は人それぞれです。虫歯になりやすい方や歯周病のリスクが高い方、矯正中の方などは、1〜2か月ごとの短い間隔でのPMTCが推奨されることもあります。
自分の口腔内に合った適切な頻度を知るためには、まず歯科医院でチェックを受け、相談することが大切です。定期的に通うことで、お口の健康を良い状態に保てるようになります。
まとめ

PMTCは、歯科医院で受けることができる専門的なクリーニングです。毎日の歯磨きでは落としきれない汚れや細菌の膜を取り除くことで、虫歯や歯周病を未然に防ぎ、口腔内を清潔な状態に保つのに役立ちます。また、歯の表面がツルツルになり、着色汚れや口臭の予防にもつながるのが大きなメリットです。
保険適用外であることや、定期的に通う必要があるという点はありますが、それ以上に得られる効果は大きいといえるでしょう。自分の大切な歯をできるだけ長く健康に保ちたいと考える方にとって、PMTCは非常に価値のあるケアのひとつです。
口腔内を清潔に保つことは、全身の健康にもつながります。歯の健康は将来の生活の質にも影響しますから、予防ケアの一環として、ぜひPMTCを検討してみてください。
PMTCを検討されている方は、埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、患者様の求める治療を実現することを第一に考えて診療を行っています。虫歯・歯周病治療だけでなく、予防歯科や審美歯科、矯正治療、インプラント治療など、さまざまな治療に力を入れています。
当院のホームページも、ぜひ一度ご覧ください。

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■この記事の監修者
河野 哲 院長
経歴
- 1989年 明海大学歯学部 卒業
- 1989年 明海大学歯学部付属病院 勤務
- 1992年 埼玉県の歯科医院にて研鑽を積む
- 1994年 河野歯科クリニック 開業
所属機関
- 日本口腔衛生学会 会員
- 日本審美歯科学会 会員
- 日本歯周病学会 会員