2026年06月05日 ブログ

銀歯の下に虫歯ができる原因と治療法!予防するためのポイントも

こんにちは。埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」です。

銀歯の下が虫歯になったイメージ

銀歯は、保険診療で使用されることが多く、耐久性の高さから多くの方の口腔内に使用されてきました。しかし、見た目には分かりにくいものの、銀歯の下で虫歯が進行しているケースも少なくありません。

「治療したはずなのに、また痛みが出てきた」「銀歯の周囲が黒ずんでいる」といったお悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、銀歯の下で虫歯が発生する原因や、銀歯の下の虫歯を治療する方法、予防する方法について解説します。

銀歯とは

銀歯の詰め物をしている歯

銀歯とは、虫歯の治療などで削った歯を補うために使われる金属製の詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)のことを指します。保険診療で使用されるため、費用を抑えて治療を受けられるのが特徴です。

銀歯には金属の強度があり、噛む力が強い奥歯にも使用できるというメリットがあります。また、耐久性が高く、長期間使用できるため、経済的な負担を軽減できる点も利点です。

一方で、見た目が目立ちやすく、金属が口の中でわずかに変形したり劣化したりすることで、歯と金属の間にすき間が生じる可能性があります。このすき間から細菌が侵入し、見えない部分で虫歯が再発するケースもあるため、定期的なチェックが欠かせません。

見た目や金属アレルギーの面から、最近では銀歯ではなくセラミックなどの素材を選ぶ人も増えています。

銀歯の下が虫歯になる原因

磨き残しのある銀歯の詰め物の周辺のイメージ

銀歯の下に虫歯ができるのには、いくつかの原因があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

詰め物と歯のすき間から細菌が侵入する

銀歯を装着した直後は密着していても、時間が経つとわずかなすき間が生じることがあります。金属の経年劣化などが主な要因です。

ほんのわずかな段差でも、そこに細菌や歯垢が入り込むことで、再び虫歯が発生する原因になります。銀歯は金属なので経年による変形や金属自体の劣化も生じやすく、虫歯が再発するリスクが高いといえます。

セメントの劣化

銀歯を歯に固定するためには、専用の接着剤である歯科用セメントが使われます。しかし、このセメントも時間とともに少しずつ劣化していきます。

唾液や飲食物の影響で接着力が弱まると、銀歯と歯のあいだにすき間ができ、そこから細菌が入り込んでしまいます。とくに、銀歯を装着してから5年以上経過している場合は、知らないうちにセメントが劣化している可能性があるため注意が必要です。

銀歯の変形や摩耗

毎日の食事や歯ぎしり、無意識の食いしばりなどによって、銀歯には少しずつ力が加わり続けます。その結果、わずかながら変形したり、摩耗したりすることがあります。

こうした変化は見た目ではわかりにくく、自分では気づきにくいため注意が必要です。銀歯が変形すると、周囲の歯との間にすき間が生じ、そこに汚れや細菌が入りやすくなります。これが原因となり、内部で虫歯が進行することがあるのです。

歯磨き不足や磨き残し

銀歯の周りは段差ができやすく、プラークが溜まりやすい場所です。普通に歯磨きしているつもりでも、歯と銀歯の境目にブラシの毛先が届いていなければ、細菌が残って虫歯が広がることがあります。とくに奥歯は自分でよく見えないため、磨き残しが起こりやすい部分です。

正しいブラッシングを身につけることが、銀歯の下の虫歯予防につながります。

神経を取った歯の変化

根管治療(歯の神経を取る治療)を行った歯は、内部がもろくなりやすいという特徴があります。神経を取り除くことで痛みを感じにくくなるため、銀歯の下で虫歯が進行していても気づきにくいというリスクもあります。

また、神経を取った歯は時間が経つと変色したり、わずかなひび割れが起こりやすくなったりします。こうした状態が進むと、銀歯と歯のすき間から細菌が侵入しやすくなり、再び虫歯が発生する原因になるのです。

銀歯の下が虫歯になったときの治療法

銀歯の下が虫歯になり根管治療をするイメージ

銀歯の下が虫歯になっている場合、そのまま放置することはできません。適切な治療を受けることで、歯の寿命を延ばして再発を防ぐことが可能です。

銀歯を外して交換する

まず、現在使用している銀歯を慎重に取り外し、内部の状態を確認します。銀歯の下に虫歯が広がっている場合には、虫歯に侵された部分をすべて取り除きます。

虫歯の範囲が浅ければ削って詰め物をするだけで済みますが、広範囲におよんでいる場合には再び型取りをして新たな被せ物を作製する必要があります。治療の内容や回数は虫歯の進行度によって異なるため、症状が軽いうちに発見することが大切です。

根管治療

虫歯が歯の神経まで進行している場合、根管治療が必要になります。これは歯の内部にある神経や血管を取り除き、内部をきれいに消毒して詰め物で密封する治療です。治療後は被せ物をして歯の機能を保ちます。

根管治療は時間と手間がかかりますが、歯を抜かずに残すための重要な治療です。

抜歯

虫歯が重度に進行し、歯の根の先や周囲の骨に強い炎症が及んでいる場合には、歯を残すことが難しくなります。このようなケースでは、感染の拡大を防ぐために抜歯が必要になることもあります。

抜歯後は、ブリッジや入れ歯、インプラントなどによる補綴治療が検討されますが、いずれも健康な歯に比べて機能や快適性に差があるため、できるだけ早い段階で治療を行って歯を守ることが大切です。

銀歯の下が虫歯になるのを防ぐには

銀歯の下が虫歯になるのを防ぐために歯科検診を受けている患者

虫歯の再発を防ぐためには、日常生活のなかでの小さな積み重ねがとても大切です。銀歯を装着しているからといって安心せず、適切なケアを続けることが健康な口を保つために欠かせません。

毎日のセルフケアを徹底する

お⼝の健康を守るうえで最も重要なのは、患者様ご自身が毎⽇続けるセルフケアです。どれだけ歯科医院で丁寧にクリーニングを行っても、毎日の歯磨きが不十分だとさまざまなトラブルにつながる可能性があるためです。

銀歯周辺は汚れがたまりやすく、磨き残しが虫歯の原因になります。毛先の細い歯ブラシやタフトブラシを使って、被せ物の周辺をやさしく磨くことが大切です。

さらに、歯と歯の間にはフロスや歯間ブラシを使って、細かい部分まで清潔に保ちましょう。歯みがき粉は、研磨剤の少ないものやフッ素配合のものを選ぶと、歯にも歯ぐきにも優しく、虫歯のリスクを下げるのに役立ちます。

日々の積み重ねが、大きなトラブルの予防につながります。

定期的に歯科医院でメンテナンスを受ける

目に見えない部分で虫歯が再発している場合でも、歯科医院であれば早期に発見することができます。定期検診では、銀歯の適合状態や周囲の歯ぐきの健康状態も詳しくチェックしてもらえます。

また、専用の器具を使ったクリーニングによって、自分では取りきれない汚れも除去してもらえるため、再発予防に非常に効果的です。3〜6か月に一度を目安に通院しましょう。

小さな異常も早めに対応すれば、歯を削る量を最小限に抑えられます。

銀歯をセラミックに交換する

銀歯は時間の経過とともに接着力が弱くなり、隙間ができやすいため、虫歯の再発リスクがあります。これに対して、セラミック素材は歯との適合性が高く、劣化しにくい性質を持っています。

セラミックは歯と一体化しやすく、隙間から細菌が侵入するリスクを抑えることが可能です。また、見た目も自然で、審美性を重視する方にも人気があります。長期的な口腔の健康を守るためには、こうした素材への交換も一つの選択肢となります。

まとめ

銀歯の下にできた虫歯を治療した女性が笑顔で飲み物を飲んでいるイメージ

銀歯は保険適用で使える便利な材料ですが、時間が経つと内部で虫歯が進行することがあります。原因は、金属と歯のすき間からの細菌侵入や、接着剤の劣化、歯磨きの不十分さなどさまざまです。再発した虫歯は気づきにくいうえに、放置すれば深刻な状態へ進むこともあります。

大切なのは、正しいセルフケアと定期的な歯科検診を継続することです。また、再発を繰り返す場合には、適合性に優れたセラミック素材への交換を検討するのも選択肢のひとつです。

将来の歯を守るために、今できることをひとつずつ見直しましょう。

銀歯の下の虫歯にお悩みの方は、埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、患者様の求める治療を実現することを第一に考えて診療を行っています。虫歯・歯周病治療だけでなく、予防歯科や審美歯科、矯正治療、インプラント治療など、さまざまな治療に力を入れています。

当院のホームページも、ぜひ一度ご覧ください。

河野 哲 院長

■この記事の監修者

河野 哲 院長

経歴
  • 1989年 明海大学歯学部 卒業
  • 1989年 明海大学歯学部付属病院 勤務
  • 1992年 埼玉県の歯科医院にて研鑽を積む
  • 1994年 河野歯科クリニック 開業
所属機関
  • 日本口腔衛生学会 会員
  • 日本審美歯科学会 会員
  • 日本歯周病学会 会員

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