セラミック治療は金属アレルギーの方でも受けられる?使用できる素材も
こんにちは。埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」です。

「金属アレルギーがあるけれど、セラミック治療を受けられるのだろうか?」と不安を感じている方がいるかもしれません。
実際には、歯科で使われる修復物にはさまざまな材料があり、セラミック治療でも使用する素材や構造によって性質は異なります。そのため、金属アレルギーがある場合は、事前に歯科医師へ伝えたうえで、どのような材料を使用するのかを確認することが大切です。
この記事では、セラミック治療は金属アレルギーの人でも受けられるのか解説します。金属を使用しないセラミック素材や、治療を受ける際の注意点についても解説しますので、セラミック治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
金属アレルギーとは

金属アレルギーとは、体が特定の金属を異物と認識し、アレルギー反応を起こす状態です。
ピアスやネックレス、腕時計などを身に着けた部分が赤くなったり、かゆみが出たりした経験がある方もいるのではないでしょうか。このような症状がみられる場合は、金属アレルギーの可能性があります。
歯科治療で使用される銀歯や金属製の詰め物・被せ物にも金属が含まれています。口の中では歯科用金属が常に唾液に触れているため、長い年月が経過すると金属イオンが少量ずつ溶け出す場合があります。この金属イオンに体が反応すると、アレルギーの症状が現れることがあるのです。
ただし、歯科用金属を使用したすべての方に金属アレルギーが起こるわけではありません。
症状は口の中だけに現れるとは限らず、手足や全身の皮膚に湿疹やかゆみが生じることもあります。また、口の中では粘膜の炎症や違和感などがみられるケースもあります。
過去にアクセサリーでかぶれた経験がある方や、金属アレルギーがあるとわかっている方は、治療を始める前に歯科医師へ伝えることが大切です。
セラミック治療は金属アレルギーの方でも受けられる?

セラミック治療で使用する材料には複数の種類があり、金属を使用するものと使用しないものがあります。そのため、金属アレルギーがある方でも、金属を含まない材料を選ぶことで治療を受けられる場合があります。
例えば、オールセラミックやジルコニア、e-maxは金属を使用しない材料です。金属が含まれていないため、安心して選択できます。
一方で、セラミック治療で使用される被せ物のなかには、金属を使用したメタルボンドと呼ばれるものもあります。金属アレルギーがある方は、治療前に金属アレルギーがあることを歯科医師へ伝え、使用する材料に金属が含まれていないか確認しましょう。
金属アレルギーの方でも使用できるセラミック素材

金属アレルギーの方でも使用できるセラミック材料はいくつかあります。それぞれ強度や見た目などが異なるため、治療する歯の位置や噛み合わせ、お口の状態に応じて使用する材料を決定します。
オールセラミック
オールセラミックは、金属を含まないセラミック素材です。そのため、金属アレルギーがある方の治療でも使用される材料の一つです。
オールセラミックの大きな魅力は、天然歯に近い透明感や色合いを再現しやすいことです。周囲の歯の色に合わせて細かく調整できるため、治療した歯が目立ちにくく、前歯など見た目が気になる部位にも使用されています。
一方で、使用する部位によっては別の材料が選択されることもあります。例えば、奥歯は食べ物を噛むときに大きな力がかかるため、お口の状態や噛み合わせによっては、より強度の高い材料を使用する場合があります。
ジルコニア
ジルコニアは、人工ダイヤモンドと呼ばれるほど強度が高いセラミック素材です。金属を使用していないため、金属アレルギーがある方の選択肢のひとつになります。ジルコニアの大きな特長は、強度が高いことです。そのため、噛む力がかかりやすい奥歯にも使用されています。
以前は透明感が少なく、天然歯との色の違いが気になる場合もありました。
しかし、近年は材料や加工技術の進歩により、透明感や色調が向上したジルコニアも使用されるようになり、前歯の治療に用いられるケースも増えています。
e-max
e-maxも、金属を使用していないセラミック材料です。ガラスセラミックを主成分としており、見た目の美しさと強度のバランスに優れていることから、詰め物や被せ物に広く使用されています。
天然歯に近い透明感や色合いを再現しやすく、周囲の歯の色に合わせて細かく色調を調整できるため、治療した歯が目立ちにくい点が魅力です。そのため、前歯の被せ物や詰め物によく使用されています。
一方で、強い力が加わる部位や、歯ぎしり・食いしばりがある場合は、ほかのセラミック材料が選択されることもあります。そのため、お口の状態に合わせて材料を選ぶことが大切です。
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックは、セラミックと歯科用プラスチック(レジン)を組み合わせた材料です。金属を使用していないため、金属アレルギーがある方の治療にも使用されています。
見た目は白く、天然歯に近い色合いを再現できるため、詰め物や被せ物に使用されています。また、セラミックだけで作られた材料と比べると、噛み合う歯になじみやすいという性質があります。
一方で、歯科用プラスチックが含まれているため、長期間使用すると変色したり、すり減ったりすることがあります。また、オールセラミックやジルコニアと比べると耐久性は高くないため、噛む力が強くかかる部位では、ほかの材料が選ばれることがあります。
金属アレルギーの方がセラミック治療を受ける際の注意点

金属アレルギーがある方が安心してセラミック治療を受けるためには、治療前に確認しておきたいポイントがあります。ここでは、主な注意点について解説します。
金属アレルギーがあることを事前に伝える
金属アレルギーと診断されたことがある方や、アクセサリーや腕時計などを身に着けたときに、皮膚が赤くなったりかゆみが出たりした経験がある方は、治療を始める前に歯科医師へ伝えましょう。
セラミック治療で使用する人工歯のなかには、金属を含むものと含まないものがあります。事前に金属アレルギーがあることを伝えておくことで、お口の状態を確認しながら使用する材料を検討できます。
使用する材料を確認する
セラミック治療では、すべての材料が金属を使用していないわけではありません。例えば、セラミックと金属を組み合わせた被せ物もあるため、金属アレルギーがある方は、治療前にどの材料を使用するのか確認することが大切です。
また、すでにお口の中に銀歯や金属製の詰め物・被せ物がある場合は、それらも含めて歯科医師に相談しましょう。金属アレルギーとの関連が考えられるかどうかや、交換が必要かどうかは、お口の状態や症状などを確認したうえで判断します。
まとめ

セラミック治療は、金属アレルギーがある方でも受けられる場合があります。
ただし、セラミック治療で使用する材料のなかには金属を含むものもあるため、治療前にどのような材料を使用するのか確認することが重要です。
また、オールセラミックやジルコニア、e-max、ハイブリッドセラミックには、それぞれ異なる性質があります。そのため、見た目だけでなく、歯の位置や噛み合わせ、お口の状態なども考慮して材料を選択します。
金属アレルギーと診断されたことがある方や、アクセサリーなどで皮膚がかぶれた経験がある方は、治療前に歯科医師へ伝えましょう。不安や疑問がある場合は事前に相談し、十分に説明を受けたうえで、ご自身に合った治療を選ぶことが大切です。
セラミック治療を検討されている方は、埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、患者様の求める治療を実現することを第一に考えて診療を行っています。虫歯・歯周病治療だけでなく、予防歯科や審美歯科、矯正治療、インプラント治療など、さまざまな治療に力を入れています。
当院のホームページも、ぜひ一度ご覧ください。

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■この記事の監修者
河野 哲 院長
経歴
- 1989年 明海大学歯学部 卒業
- 1989年 明海大学歯学部付属病院 勤務
- 1992年 埼玉県の歯科医院にて研鑽を積む
- 1994年 河野歯科クリニック 開業
所属機関
- 日本口腔衛生学会 会員
- 日本審美歯科学会 会員
- 日本歯周病学会 会員