小児矯正はどれくらいかかる?治療期間の目安と長くかかる理由
こんにちは。埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」です。

子どもの歯並びや噛み合わせが気になったとき、小児矯正を検討する保護者の方は多いのではないでしょうか。小児矯正は、大人になってからの矯正治療に比べて、成長を利用して無理なく改善を図ることができる点が特徴です。
しかし、治療を始めるにあたって気になるのが、どれくらいの期間がかかるのかということではないでしょうか。
今回は、小児矯正の治療期間の目安や治療が長くかかる理由について解説します。治療期間を延ばさないためにできることもご紹介しますので、小児矯正を検討されている方はぜひ参考にしてください。
小児矯正の治療期間の目安

小児矯正は、子どもの成長段階に合わせて進められる治療であるため、開始する時期や歯並びの状態によって期間が大きく異なります。一般的には、乳歯と永久歯が混在する混合歯列期に行う1期治療と、永久歯が生えそろってからの2期治療の2段階に分かれており、それぞれ期間の目安があります。
まず1期治療は、6歳から10歳ごろに始めるのが一般的で、期間は1年から3年程度が目安です。主に顎の成長をコントロールし、永久歯がきれいに並ぶための土台を整えることが目的です。
2期治療は、永久歯がすべて生えそろう12歳前後から開始され、歯の位置を細かく整えていく段階です。この治療はおおよそ2年から3年程度かかるケースが多いです。
ただし、治療がスムーズに進んで歯並びの改善が早く見られた場合には、予定より早く終わることもあります。
小児矯正の治療期間が長くかかる理由

小児矯正に数年単位の期間がかかるのは、単に歯を動かすだけの治療ではないためです。以下に、期間が長くなる主な理由を解説します。
成長を利用するため
子どもは成長とともに顎の骨や顔のバランスが大きく変化します。小児矯正では、この成長の力を利用して歯並びや噛み合わせを整えることが重要な目的の一つです。
しかし、顎の成長を促してバランスを整えるにはある程度の時間がかかり、すぐに結果が出るわけではありません。例えば、上顎の幅を広げる矯正装置を使う場合でも、顎が自然に広がるのを待ちながら治療を進めるため、数か月から年単位の期間がかかることがあります。
成長を見極めながら治療を進める必要があるため、小児矯正にはある程度の時間が必要なのです。
治療は段階的に進められるため
小児矯正は、成長とともに歯やあごの状態が変化することを考慮しながら、段階的に治療を進めていくのが特徴です。
たとえば、第一期治療(6〜12歳)では、あごの骨の成長をコントロールして歯が正しく生えるスペースを作ります。その後、永久歯がすべて生えそろった段階で、必要に応じて第二期治療に移行し、歯の位置を細かく整えます。
この2段階のアプローチは、より理想的なかみ合わせを目指せる反面、成長の変化に合わせて進める必要があるため治療期間が長くなるのです。
装置の使用状況や通院状況の影響
小児矯正では、治療効果を最大限に引き出すために、家庭での装置の使用と定期的な通院が欠かせません。しかし、装置をつけ忘れたり通院の間隔が空いたりすると、歯の動きやあごの発育にズレが生じ、治療に遅れが出ることがあります。
お子さまの場合、装置の装着を嫌がったり、治療中に虫歯になったり、小さなトラブルが発生することも珍しくありません。これが、治療期間を長期化させる要因になります。
小児矯正の治療期間中の通院頻度

小児矯正の治療期間中は、定期的な歯科医院への通院が必要です。通院の頻度は治療の進行状況や使用する装置の種類によって異なりますが、おおよそ1か月に1回が一般的です。
どのような装置を使う場合でも、装置の調整や口腔内のチェック、経過観察を行うために定期的な診察が欠かせません。
また、治療前の状態や治療の進行具合によっては、2〜3週間に1回の頻度で通院が必要になることもあります。特に、歯の動きが活発な時期や、装置の破損・ズレがあった場合には、早めに受診しなければ治療の効果が得られにくくなります。
定期的な通院は、治療を計画通りに進めるだけでなく、虫歯や歯肉炎の早期発見・予防にもつながります。通院を怠ると、治療期間が延びるだけでなく、追加の処置が必要になる場合もあるため注意が必要です。
小児矯正の治療を円滑に進めるためには、医院のスケジュールに合わせて計画的に通院することが重要です。
小児矯正の治療期間を延ばさないためには

矯正治療が長引く原因にはさまざまなものがありますが、その多くは日常生活の中で防ぐことが可能です。保護者の方が意識して取り組むことで、お子さまの矯正期間を無理なく短縮することができます。
ここでは、治療をスムーズに進めるために心がけたいポイントをご紹介します。
装置の正しい使用
小児矯正で使う装置は、決められた方法で装着・使用することがとても大切です。たとえば、取り外し式の装置を使う場合、毎日決められた時間(たとえば1日12時間など)きちんと使うことが必要です。こうした指示を守らずに自己判断で装着時間を短くすると、効果が出にくくなって治療が長引くこともあるのです。
矯正装置は歯やあごに力をかけて少しずつ動かしていくため、毎日コツコツ継続することが求められます。特に、夜間の装着を中心に計画されている場合は、寝る前に忘れず装着することが重要です。
お子さん自身が装置の役割を理解し、前向きに取り組めるようサポートすることで、治療期間を無駄なく進めやすくなります。
定期的な通院を欠かさない
矯正治療では、定期的に歯科医院を受診して、歯の動きや装置が正しく機能しているかどうかを確認することが必要です。受診間隔は治療の進み具合によって変わりますが、一般的には1か月に1回程度が目安です。
通院を忘れると治療が計画通りに進まず、装置の調整が遅れたりすることで、結果として治療期間が長引く原因になります。また、何か不具合やトラブルが発生しても早期に対応できなくなります。
忙しい時期でも、できるだけ予定どおりに通院することが、治療をスムーズに進めるためのポイントです。
生活習慣の見直し
毎日の生活習慣を見直すことも、矯正治療をスムーズに進めるうえで欠かせません。たとえば、姿勢が悪いとあごの発育に偏りが生じ、噛み合わせが乱れやすくなります。また、口呼吸の癖があると、装置の効果が十分に発揮されないこともあります。
食事内容にも注意が必要で、やわらかいものばかりを食べると、あごの発達が妨げられる恐れがあります。よく噛んで食べる習慣をつけることで、口腔周囲の筋肉が正しく育ち、装置による矯正効果を高められるでしょう。
お口の健康を保つ
虫歯や歯肉炎などのトラブルは、矯正治療に悪影響を与えます。特に、装置を装着している期間は、歯磨きが難しくなることが多く、口腔衛生の管理がより重要になります。虫歯や歯茎の炎症が起こると、装置を一時的に外す必要が出てくる場合もあり、結果として治療の進行が妨げられます。
保護者の方がお子さまの歯磨きをサポートしたり、定期的に歯科医院でクリーニングを受けたりすることが大切です。
まとめ

小児矯正の治療期間は、お子さまの成長段階や歯並びの状態によって異なりますが、おおよそ数年にわたることが一般的です。治療が長期に及ぶ理由には、成長を利用した矯正であることや、装置の使用状況、通院の頻度などが関係しています。
しかし、装置を正しく使い、定期的に通院し、生活習慣を整えることで、治療をスムーズに進められるようになります。お子さまと保護者が一緒に取り組む姿勢が、矯正治療を成功させるためには欠かせないといえるでしょう。
将来の健康な歯並びのために、日々の小さな積み重ねを大切にするようにしてください。
小児矯正を検討されている方は、埼玉県川口市、「東川口駅」より徒歩8分にある歯医者「河野歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、患者様の求める治療を実現することを第一に考えて診療を行っています。虫歯・歯周病治療だけでなく、予防歯科や審美歯科、矯正治療、インプラント治療など、さまざまな治療に力を入れています。
当院のホームページも、ぜひ一度ご覧ください。

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■この記事の監修者
河野 哲 院長
経歴
- 1989年 明海大学歯学部 卒業
- 1989年 明海大学歯学部付属病院 勤務
- 1992年 埼玉県の歯科医院にて研鑽を積む
- 1994年 河野歯科クリニック 開業
所属機関
- 日本口腔衛生学会 会員
- 日本審美歯科学会 会員
- 日本歯周病学会 会員